【VIVANT】迫田孝也インタビュー公開 「悪役会議室」で活躍

スポーツ報知
第1シーズンで山本を演じた迫田孝也

 現在放送中の日曜劇場「VIVANT」(日曜・後9時)で国際テロ組織・テントのモニター(協力者)の山本役で出演する俳優・迫田孝也のインタビューをTBSが29日、公開した。

 ―第1シーズンから3年がたった今も、山本は視聴者からとても愛されている。キャラクターについて、どう感じているか?

 山本としては、やっぱり「心外」ですよね!(笑)。亡霊になってまで復讐(ふくしゅう)しようとしているのに、そんなに愛されてもちょっと困ります(笑)。やはり第1シーズンでのインパクトが大きかったのかなと思います。実は山本って、登場している話数はそこまで多くないんです。それでも、乃木の正体が別班員だと明らかになる重要なシーンに関わらせていただいた。迫田としては、本当に感謝しています。

 ―第2シーズンでは、第1シーズンの場面を改めて撮影する機会もあった。

 竜星涼さんが演じる警視庁公安部外事4課の新庄に尾行されるシーンを再び撮影したんですけど、あの1シーンのために200人ものエキストラの方が集まってくださったんです。あまり大きな声では言えませんが「大きくなったな、山本!」って感激しました(笑)。僕自身、山本をちょっと客観的に見ましたね。ほんのわずかなシーンのために、あれだけの方が協力してくださって、新庄さんまで登場してくださって。それが「VIVANT」という作品の持つエネルギーなのだと思います。僕は当日、朝からずっと撮影現場にいて、撮影は夜だったんです。でも皆さんが温かく迎えてくださって、福澤克雄監督もきちんと紹介してくださった。第2シーズンの海外ロケを経た皆さんに「おかえり」と迎え入れてもらったような感覚もあって、すごくいい思い出になりました。

 ―現在は「悪役会議室」で毎週本編について語っている。いち視聴者として、そして山本として、第2シーズンをどう見守っているのか?

 いや、「見守っている」んじゃないんです。復讐計画を立てる立場です! 隙を見つけているんですよ(笑)。最初は「復讐してやろう」「揚げ足を取ってやろう」と思って見ていたんですけど、第2シーズンでは、山本が受けた制裁と重なるような場面がたくさん出てくるんです。それを見るとフラッシュバックして、復讐どころじゃなくなって、一緒に悲鳴を上げちゃうんです。「あいつを仲間にしよう」とか「あの人は絶対に裏切ってないよ」とか、毎週いろいろ考えるんですけど、それより先に悲鳴が出てしまう(笑)。次の放送までの1週間もずっと頭の中で整理しているので、こんなにも『悪役会議室』が自分の生活に食い込んでくるとは思っていませんでした。

 ―「悪役会議室」の企画を最初に聞いた時は、どんな気持ちだったのか?

 「よみがえるチャンスが来たな」と思いました。第2シーズンとまだつながっていられるし、何かあればすぐ動ける状態で山本を続けられる。それが一番うれしかったですね。世の中では「山本双子説」があるみたいですけど、僕から言わせれば"五つ子説"です(笑)。2人じゃ足りません。5人いないと、すぐ別班にやられちゃいますから(笑)。

 ―ワニズ役の河内大和さん、ゴビ役の馬場徹さんとは、第1シーズンの劇中では接点がなかった。3人で「悪役会議室」を始めて、どんな関係に?

 最初にエチュードというか、小芝居から始まるんです。みんな俳優なので、そこでお互いの呼吸をつかめましたし、回を重ねるうちに、それぞれのポジションや役割もかなり早く見えてきました。唯一の不安要素は、物語の中で3人に共通の思い出がないこと(笑)。でも、同じ立場で第2シーズンを楽しんでいるので、そこですごく意気投合できました。

 ―本編も3人でリアルタイム視聴しているそうだが?

 熱量が大事だと思っているので、日曜夜9時から見られる時はちゃんとみんなで見ています。そのままの熱量で、夜11時からの配信に臨むんです。これは「そうしよう」と決めたわけではなくて、自然とそうなりました。9時にTBSに行くとみんなそろっているんですよ。「同じ思いだね」って(笑)。放送後もお互いに考察しすぎないようにしています。スタッフさんの中には先の展開を知っている方もいるので、うっかり答えを聞いてしまわないように、なるべく我慢して本番を迎えるようにしています。

 ―第2シーズンでは新たなモニターたちの存在も明らかになっている。山本の見方に変化はあったのか。

 第1シーズンだけだったら、僕もテントのモニターとして、もっと暗躍していたイメージを持っていたんです。でも新庄さんの動きだったり、チョッキー(OHM)もモニターだと判明したり、いろいろな情報が出てきたことで、「モニターってこういう構造なんだ」と僕自身も勉強している状態です。そうすると、僕が思い描いていた山本のテント内でのポジションがどんどん低くなってきて(笑)。「俺だって頑張ったつもりだったけどな」と思っています(笑)。

 ―迫田さんが感じる「VIVANT」らしさとは?

 「決して信じるな」ということでしょうか。僕は、目の前で起きていることをまだ何も信じていません。野崎さん(阿部寛)が裏切ったのかも、新庄さんが死んだのかも。そして、山本が死んだのも信じていません(笑)。でも真実は絶対にある。山本としてはそこにいち早く気づいて、『悪役会議室』の中でリーダー的な仕事をしたいですね。今は本格的な考察の仕事をワニズに持っていかれて、僕は天使の輪をつけたマスコットキャラクターみたいになっちゃっていますから(笑)。最終回では「やっぱりあんたがリーダーだった」と、2人にも視聴者やリスナーの皆さんにも納得してもらいたいです。

 ―第2シーズンで今もっとも注目している登場人物は?

 僕、と言いたいところなんですけど、関係者からも「お前は死んでいる」と言われていますので…(笑)。やっぱり乃木さんですね。物語の中心にいて、日本を守るという信念を持ちながら、表の顔と裏の顔がある。F(堺)という存在もいますし、第1シーズンでも驚かされました。今回もどこかで、我々視聴者をあっと驚かせるような存在になるんじゃないかと思っています。

求人情報

芸能

×