【大学野球】常勝ワセダを復活させた小宮山悟監督が今秋限りで退任 24年春から25年春に3連覇達成
東京六大学野球リーグの早大は28日、小宮山悟監督(60)が任期満了に伴い、今秋限りで退任することを発表した。後任には12月1日付で、松商学園(長野)やプリンスホテルで監督を務めたOBの足立修氏(62)が就任する。
19年1月の就任以来、「一球入魂」の早稲田スピリットを胸に名門の指揮を執った小宮山監督が、今秋限りでユニホームを脱ぐことになった。早大を通じて、コメントを発表した。
「8年間にわたってご支援、ご声援を下さった皆様に心より御礼申し上げます。私が監督を務める最後のシーズンとなりますが、期待に応え天皇杯を奪還すべく、チーム一丸となって練習に取り組んでおりますので、早大野球部へご声援をよろしくお願い致します」
球界屈指の理論派。芝浦工大柏から2浪を経て、早大に入学。猛練習で自らを鍛え上げ、ドラフト1位でロッテ入り。横浜(現DeNA)やメッツでもプレーし、抜群の制球力と魔球「シェイク」を武器に通算117勝を挙げた。第20代早大監督に就任後は、ナインに勝負への厳しさを求め、20年秋に初優勝。24年春から25年春には3連覇を達成と、常勝ワセダを復活。楽天・伊藤樹や巨人・田和廉らをプロに送り込んだ。
後任は早大時代にリーグ戦通算19勝を挙げた足立氏が就任する。足立氏は高校、大学、社会人と3つのカテゴリーで出身母体の監督を務めることになる。
小宮山監督にとってラストシーズンとなる秋季リーグ戦は9月12日に開幕し、法大との初戦に臨む。実りの秋。有終の美を目指す、最後の戦いが始まる。
◆小宮山 悟(こみやま・さとる)1965年9月15日、千葉・柏市生まれ。60歳。芝浦工大柏から2浪して早大に進学し、リーグ戦通算20勝10敗。89年ドラフト1位でロッテ入団。97年に最優秀防御率のタイトルを獲得。99年オフに横浜(現DeNA)移籍。02年にFAで米大リーグ・メッツに移籍。1年間の浪人生活を経て、04年にロッテ復帰。09年限りで現役引退。19年1月から早大監督に就任。日米通算117勝144敗。右投右打。