【巨人】超速継投に踏み切った橋上監督代行「シーズン中じゃなかなかないと思いますけど…」

スポーツ報知
9回2死、ダルベックが空振り三振に倒れ、ゲームセット。橋上監督代行はベンチで厳しい表情(カメラ・朝田 秀司)

◆JERAセ・リーグ 阪神4―1巨人(28日・甲子園)

 巨人は阪神との天王山初戦で打線が沈黙し、痛恨の黒星を喫した。今季6度目の対戦となった村上に5回2死まで1人の走者も出せず、結果的に泉口の犠飛の1点止まりで4連敗となった。先発のハワードも近本に先頭打者本塁打を浴びるなど3回3失点で降板し、再びゲーム差は2・5に拡大。29日の第2戦に敗れるか引き分けると、阪神に優勝マジック23か24が点灯する。今季阪神戦2戦2勝の田中将大投手(37)を先発に立て、逆襲に転じる。

 ほぼ無風のジメジメ蒸した甲子園で巨人打線が湿った。神宮で今季最多タイ17安打で3連勝を飾った前夜から一転、村上に7回4安打1得点に抑えられた。橋上監督代行は「そう簡単に打てる投手ではない。序盤にちょっと失点してしまったので。なかなか細かい作戦を使う展開にならず、効果的な攻撃を仕掛けられなかった」と脱帽した。真夏の天王山初戦は完敗だ。

 練習中、突然の豪雨のためフリー打撃を途中から室内に変更した。試合前に天候は回復したが気温28度、湿度87%と厳しい暑さ。初回、先発ハワードが近本に右翼ポール際に先頭打者本塁打を浴びた。「この3連戦の意味合いを考えると、ハワード投手の状態もあまりいい感じはしなかったですから。シーズン中じゃなかなかないと思いますけど、普段のシーズンとは違うという認識のもとでの継投です」。3回64球3失点の助っ人右腕を4回から西舘にスパッと交代。早めに動いて必勝を期すも反撃は困難だった。

 村上には直近3度の対戦で完封、完封、8回1得点と計26回で1点しか取れていなかった。この日も直球とキレ味鋭いカットボール主体の投球に大苦戦。5回2死まで1人も走者を出せなかった。「もう少しロースコアの戦いでいけば、足を絡められるような攻撃もできたかもしれないですけど」。先制を許し主導権を握られ後手後手に回った。

 天王山3連戦初戦を落とし、ゲーム差は2・5に広がった。29日に負けるか引き分けると自力優勝が消滅し、阪神に優勝マジックが点灯するが「あと2つありますので。何とか明日しっかり取ってまず五分にして、連勝できるように精いっぱい頑張りたい」と前を向いた。

 このカード5連敗で今季の対戦成績は7勝14敗。東京Dでは2勝10敗、甲子園では5勝4敗と比較的、相性の良い敵地で意地を見せて追い風を吹かせられるか。まだ何も終わっていない。(片岡 優帆)

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