巨人・阿部慎之助監督を悩ませろ!空白の一、二、三塁「大いにチャンス」アピール合戦求める

スポーツ報知
自らスローイングを指導する阿部監督(右)(手前から佐々木、若林=カメラ・今成 良輔)

 巨人・阿部慎之助監督(46)が9日、来季の内野の開幕スタメン&レギュラーの競争し烈化を促した。岡本がポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を目指し、10月に「両側関節鏡視下股関節唇形成術」を受けた吉川の復帰時期が不透明とあって、現状は一、二、三塁の定位置が空いている。秋季キャンプ第3クール最終日、G球場室内で選手に鋭い視線を送った指揮官は「大いに悩ませていただければありがたい」とアピール合戦を求めた。

 内野陣の再構築へ、阿部監督が激しい争いを望んだ。雨天のためG球場室内で行われた午前の練習後。歯を食いしばって打撃や守備練習をこなす若手たちに鋭い視線を送った指揮官は「みんな大いにチャンスがある。それをみんなで競争するんだからね」とし「ある程度どうしていこうか整理して考えるのが僕のオフの仕事かなと思っているので、大いに悩ませていただければありがたいですよね」とアピール合戦を待望した。

 2年ぶりのリーグVと14年ぶりの日本一を目指す来季は、大黒柱の岡本がメジャー挑戦濃厚で定位置だった三塁が空く。正二塁手の吉川は10月に両股関節の手術を受けており、現在はリハビリに努めている。開幕に間に合えばベストだが「現状ではハッキリとしたことは言えないから(開幕は)いないもんと思って考えないと。そういうリスクマネジメントはしておこうかな」と開幕時の不在も想定している。

 遊撃は泉口が今季レギュラーを奪い躍動したが、一、二、三塁の開幕スタメンは現状不透明で「これだとまだどうなるか分かりませんよね」と言う。岡本と吉川の故障離脱期間があった今季も一、二塁がそれぞれ6人、三塁は7人がスタメン出場。若手にとって好機が転がっていることは間違いない。

 若手中心の秋季キャンプでは、午前Gタウンのスタート組の守備練習でリチャードや荒巻(オーストラリア・ウィンターリーグ参加へ渡航中)らが一、三塁、二塁には門脇や浦田らが入り、猛練習を日々重ねる。さらに一塁の候補には増田陸らが、三塁の候補には坂本らも控える。来季へ向けても、指揮官の目に留まる部分をより多く見せたいところだ。

 量も質も高めながら行っている秋季キャンプは第3クールが終わり、10日の休養日を挟んで11日から最終クールを迎える。「ある程度のこういう量をこなせるようになってきた。すごいなぁと思う。あとはプロ野球だから。個人がどうしたいか。強制してもしょうがない。自分の人生ですからね。頑張っていただきたいですね」と阿部監督。開幕戦となる3月27日・阪神戦(東京D)で誰がスタメンの座を射止めるか―。高いレベルで争うことが、チームの底上げにもつながる。(田中 哲)

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