【岐阜】中京は準優勝…プロ注目の元謙太、10回6失点&4打数3安打と奮闘「完全燃焼です」
◆高校野球 岐阜代替大会 ▽決勝 大垣日大6―5中京=延長11回タイブレーク=(2日・長良川)
岐阜の決勝は、延長11回タイブレークの末、大垣日大が6―5で勝利。昨夏の甲子園で満塁本塁打を放った、プロ注目の中京・元謙太内野手(3年)は、優勝には届かなかった。
大熱戦の末の敗戦にも、涙はなかった。1点ビハインドの延長11回2死一、二塁。最終打者が三振に倒れ、泣き崩れる仲間たちに、中京の元は「ナイススイング」「ありがとう」と声をかけた。投げては10回6失点、3番打者としては4打数3安打と奮闘。降板後の決勝点での敗戦となったが、「できることをやった。完全燃焼です」。
魂の131球だった。2点リードの9回1死一塁。勝利まであとアウト2つで痛恨の被弾。それでも「行けます」とタイブレークの延長10回もマウンドへ。三振と併殺で無失点に抑え、雄たけびを上げた。
昨夏の甲子園では、おもに左翼手として出場し、リリーフ投手も務めた。準々決勝の作新学院(栃木)戦で満塁弾を放ち、初の夏4強入りに貢献。新チームでは「主将・エース・主砲」となったが「できることをやるだけ。重圧はない」と、1年先輩の藤田健斗(現阪神)を参考に、キャプテンシーを発揮。投打で結果を出し続け、言葉と背中でチームをけん引してきた。
5球団のスカウトが視察し、DeNA・中川スカウトは「窮屈でもヒットにできるのは技術がある証拠」と打撃を評価。元は「指名していただけるならポジションはどこでも」とプロ入りを熱望し、夢舞台での飛躍を誓った。(内田 拓希)
◆元 謙太(げん・けんだい)2002年5月17日、岐阜県多治見市生まれ。18歳。小学3年で池田少年野球クラブで野球を始め、6年時にドラゴンズ・ジュニア入り。平和中では岐阜東濃シニアに所属。高校では1年夏からベンチ入りし、2年夏は背番号3で甲子園出場。遠投100メートル以上。50メートル走5秒9。憧れの選手は坂本勇人(巨人)。186センチ、85キロ。右投右打。