【高校野球】稀少な右の大型遊撃手にプロ熱視線 秋季関東は一発に6の5 花咲徳栄のドラフト候補・石塚裕惺「1位で」

花咲徳栄のドラフト候補・石塚裕惺内野手
花咲徳栄のドラフト候補・石塚裕惺内野手

 強豪・花咲徳栄(埼玉)が29日、加須市内の同校グラウンドで今年最後の全体練習を行い、来秋ドラフト候補・石塚裕惺(ゆうせい)遊撃手(2年)が2024年の3大目標を掲げた。NPBのスカウト陣も視察を繰り返す右のショート。大志を胸に、高校ラストイヤーの完全燃焼を誓う。

 自然とでっかい声が出た。厳しいトレーニングこそ、いい表情で取り組んだ。2023年の締めくくりとなる全体練習。グラウンドにはチームを引っ張る石塚の姿があった。12月からは主将の重責を担い、冬場の鍛錬を牽引する。オフの課題についてこう語った。

 「春からバットが低反発になり、長打が出にくくなる。そこを補えるだけのパワーと技術をつけるために、手首の強化や下半身の強さを意識して取り組んでいます」

 秋の関東大会では初戦の横浜(神奈川)戦、第1打席でいきなり左翼席に2ランを放つと、2度の申告敬遠を含め3四球で2打数2安打。準々決勝の常総学院(茨城)戦でも2二塁打を含む4打数3安打と勝負強さを発揮し、NPBのスカウトからは絶賛の声が相次いだ。181センチ、83キロと大型で、プロでは稀少な右打ちのショートという点も、人気を集める理由だ。

 「長所はバッティングのミート力。芯に当たって角度がつけばホームランが打てて、チャンスに強い打撃を見てもらいたいと思っています」と石塚。俊足に強肩と走攻守3拍子そろう点も高評価につながっている。

 高校ラストイヤーとなる2024年シーズンの目標を、このように設定した。

<1>夏の甲子園出場

<2>U18日本代表

<3>ドラフト1位でプロ入り

 「甲子園に出たい、プロに入りたいと思って、この高校を選んで入ってきました。最後の夏、もう1度しかチャンスはない。何とかチームとして行けるようにしたい。ドラフト1位でプロに行けるように、U18の選考に選んでいただけるように、レベルアップを目指して、頑張っていきたい。そのためにも冬の2か月が、大事になってくると思っています」

 今流す汗は、夏の勝負所に直結している。だから頑張れる。2024年、無限の可能性に熱視線が注がれる。(加藤 弘士)

 

 ◆石塚 裕惺(いしづか・ゆうせい)2006年4月6日。千葉・八千代市生まれ。17歳。幼稚園の年長から野球を始め、村上東小では勝田ハニーズでプレー。ロッテジュニアにも選出され、副キャプテンを務める。村上東中では佐倉シニアに所属。花咲徳栄では1年秋から三塁のレギュラー。2年春からショート。181センチ、83キロ。右投右打。家族は両親と弟。

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