女子ラグビー3戦全敗でW杯敗退「経験値足りない」HC総括
スポーツ報知
ラグビー女子W杯ニュージーランド大会で、女子日本代表は1次リーグ3戦全敗で敗退が決まった。一夜明けた24日、オンラインで取材に応じたレスリー・マッケンジー・ヘッドコーチ(HC)は「(気持ちの切り替えは)全然できません」と日本語で苦しい胸の内を明かし「正直、1~2週間かかると思う」と話した。
19年に就任し、若手選手の発掘や7人制からの転向などに尽力。世界ランク12位ながら、大会前には同6位のオーストラリア、同8位のアイルランドから勝利を挙げるなど自信をつけて臨んでいた。しかし現実は前回15年大会と同じ3戦全敗。浅見敬子ディレクターは「同じ結果でも、徐々によくなっていった」と成長は認めている。一方でレスリーHCとの契約は今年限りで「何が良かったか、どう変えていくのか、客観的に見ていかないといかない。全てこれから」と延長オファーを明言しなかった。
HC自身は「チームに対する気持ちが大きくて強い。その分、いろいろな感情がある。強化に携わって、プログラムの中で見せてくれた発展にもプライドを感じている。ベストを出してこういう結果になったことに、やるせなさもある。そう思えるだけの情熱があった」と話した。日本の女子ラグビーは15人制よりも7人制の試合機会が多い。HCのツテで海外チームに所属しプレー機会を得た選手もいたが、W杯本番では判断の精度が勝敗を分けることがある。「大きな重圧下で力を発揮できることが大事。経験値が足りない部分があった」と認め、国内でも試合機会増に期待を寄せていた。
コロナ禍で今回のW杯開催が1年遅れ、次のW杯イングランド大会は3年後に迫っている。国内の環境整備が進むことが、悲願の8強への重要なポイントとなる。