巨人・阿部監督「素晴らしい攻撃だった」 先発起用の中山は2回打者一巡の起点打「やってやるぞという気持ちで」
◆JERA セ・リーグ 巨人12―0ヤクルト(29日・東京ドーム)
劇的サヨナラ勝ちから一夜明け、打線の勢いが止まらなかった。4回まで毎回の12得点。前日28日の開幕戦の8回から7イニング連続得点となり圧倒した。巨人・阿部慎之助監督(46)は「素晴らしい攻撃だった」と絶賛。開幕から2試合で計30安打(17、13)は球団最多タイの猛攻だった。打者一巡6得点した2回は先頭・中山の左前安打が起点。先発起用が的中した。
三塁で開幕スタメンの坂本は開幕戦5打数無安打。「坂本の昨日の結果もそうだし、中山の状態がずっといいので」と坂本を外してオープン戦打率3割4厘の中山を「6番・三塁」に入れた。2打席目以降は凡退して5打数1安打だったが「そう簡単には打てないだろうけど、我慢して使っていければ」と今後もチャンスを与える方針だ。
スタンドでは、かつて阿部慎之助後援会の副会長を務めるなど阿部監督と親交が深く、札幌で居酒屋「北の味 大助(おおすけ)」などを営む大島昌充さんが応援していた。日本ハムとのオープン戦で札幌入りした17日に、チームは大島さんの店で決起集会。首脳陣、スタッフ、1軍選手が参加し、いくら、かになど名物に舌鼓を打って結束を深めた。「全員が同じ方向を向いていく」と一致団結する阿部巨人。絶品料理の御礼と言わんばかりに、最高の勝利を届けた。
試合前の練習では門脇に打撃指導。指揮官自らトスを上げて助言した。「下半身を強くしっかり使ってということでした」と教えを胸に刻んだ門脇は、2回無死一、二塁から左翼線2点適時二塁打など2安打と躍動。中山も「やってやるぞという気持ちでいきました」とバットに魂を込めた。
「どんどん打っていく」と掲げる攻撃野球で開幕2連勝。阿部監督が「伸びしろしかない」と評する成長途上のチームにいい風が吹いている。(片岡 優帆)