力みも気負いもなく汗もかかない 開幕へ向け巨人・戸郷は万全…高木豊氏が太鼓判
スポーツ報知
◆オープン戦 巨人6―2ロッテ(21日・東京ドーム)
巨人・戸郷翔征投手(24)がオープン戦最終登板に臨み、ロッテ打線を3回2安打無失点と好投した。2年連続開幕投手を務める28日のヤクルト戦(東京D)へ、15日のドジャースとのプレシーズンゲームでは大谷に一発を浴びるなど6回5失点と打ち込まれていたが修正した。
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戸郷は汗さえかいていないんじゃないかな? 力みもなく、気負いもなく、落ち着き払ったマウンドさばきだった。今季は菅野が抜けて、本当の意味でチームを背負わなくてはいけない。そういうエースらしい姿に見えたね。
1球1球かみしめて投げていた。本来は完投、完封を求められる投手で、オープン戦で3イニングをビシッと抑えても、あまり意味はない。9イニングをトータルでイメージしてペース配分し、8割の力で抑えていく。そういうコツを身につけている感じがした。
カットボールを右打者にも左打者にも試していたけど、使えるメドはたったんじゃないかな。思い切ってシーズンでも使えば、幅は広がる。気になる点があるとすれば、左打者の内角を狙った真っすぐがシュート回転して甘くなるケースがあったくらいだろう。
仕上がりは十分。あとは開幕戦独特の雰囲気で自然に生じる力みにどう対処するか。前回登板のドジャース戦では一発も打たれたけど、相手はあくまで海の向こうのチームだ。戸郷のようにどんどん向かっていくタイプの投手には起こりうることで、あまり意識せずに、開幕戦では思い切り放ってほしいね。(スポーツ報知評論家・高木豊)