青学大の鶴川正也がGMOインターネットグループ所属内定
陸上のGMOインターネットグループは14日、青学大の鶴川正也(4年)の所属が内定したことを発表した。青学大を拠点に練習を積み、5000メートルで今年9月の東京世界陸上出場を目指す。
鶴川は、熊本・九州学院3年時に全国高校駅伝「花の1区」(10キロ)で区間賞を獲得するなど世代トップ選手として鳴り物入りで入学した。しかし、3年目まで学生3大駅伝の出場は3年時の出雲駅伝6区8位だけ。昨年1月の第100回箱根駅伝でも16人の登録メンバーから外れた。「チームの優勝はうれしかったですけど、僕自身については悔しい思いでした」と率直に明かす。
強い気持ちで臨んだ学生ラストシーズンに大きく飛躍した。トラックシーズンから絶好調。昨年5月の関東学生2部5000メートルではケニア人留学生に競り勝って初優勝。昨年6月の日本選手権5000メートルでは屋外レースとしては日本人学生歴代最高(当時)の13分18秒51をマークして4位入賞を果たした。
駅伝シーズンに入って、勢いはさらに増して出雲駅伝(昨年10月14日)は1区、全日本大学駅伝(昨年11月3日)は2区で連続区間賞に輝いた。4年目にして念願の初出場となった箱根駅伝は3区4位。3大駅伝オール区間賞は逃したが、青学大の連覇に貢献し、うれし涙を流した。
箱根駅伝が終わった後も意欲的に練習を継続。昨年12月の福岡国際マラソン優勝の吉田祐也(27)ら青学大を拠点とするGMOの先輩たちと共に走り込み、2月16日の熊日30キロロードレースでは1時間30分34秒で優勝した。故郷で錦を飾った。
今後は持ち味のスピードを生かし、トラック競技に注力する。5000メートルで東京世界陸上出場を目指す。同種目の参加標準記録は、大迫傑が持つ日本記録(13分8秒40)より速い13分1秒00。GMOインターネットグループのEKIDENダイレクターを兼務する青学大の原晋監督(58)は「日本人で初めて5000メートルで12分台を出すのは鶴川と思っています」と期待を込めて話した。
鶴川がGMOインターネットグループを通じて発表したコメントは以下の通り。
「青山学院大学の鶴川正也です! 4月からGMOインターネットグループに所属させていただくことになりました。トラック、駅伝、マラソン全ての長距離種目で世界で戦うために努力していき、勝つことにこだわった走りをしていきます! 最大の目標はニューイヤー駅伝でのナンバー1を取ることです! 私は陸上競技が本当に大好きでこれまで走り続けてきました。GMOインターネットグループで、陸上競技を続けさせていただけることに感謝して、自分らしく楽しんで走っていきたいと思います。よろしくお願いいたします!」
◆鶴川 正也(つるかわ・まさや)2002年6月2日、熊本市生まれ。22歳。熊本市立託麻中時代はサッカー部に所属しながら、3年時にジュニアオリンピック3000メートルで8分34秒21の好記録で全国3位になった。九州学院高では全国高校駅伝で1年6区3位、2年1区3位、3年1区区間賞と活躍した。21年、青学大総合文化政策学部に入学。学生3大駅伝は3年時に出雲駅伝6区7位、4年時に出雲駅伝1区区間賞、全日本大学駅伝2区区間賞、箱根駅伝3区4位。自己ベスト記録の5000メートル13分18秒51、1万メートル27分43秒33は青学大記録。173センチ、60キロ。