田中将大は打者を差し込んでのファウルがほとんど取れず 5回を投げ試合を壊さないことが役割と開き直れ…掛布雅之氏提言
スポーツ報知
◆オープン戦 阪神2―8巨人(9日・甲子園)
巨人の田中将大投手(36)が、満員の甲子園で移籍後“初勝利”を挙げた。主力が並ぶ阪神打線を相手に3回2安打1失点、2奪三振。内定している開幕3戦目の30日ヤクルト戦(東京D)に向けて「納得はいかない」と内容には満足せず、次回登板となる16日のカブスとのプレシーズンゲーム(東京D)で修正を図る。
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田中将の「3回1失点」は結果はまずまずだが、先発ローテで回るためには、もう少し出力を上げていく必要がある。打者のタイミングを外したファウルはあっても、差し込んでのファウルがほとんど取れなかった。MAX145キロを計測した球速は打者の反応を見る限り、キレを感じなかった。今の球威では、ボール球になる変化球が生きてこない。
球が走っていないことを分かっているからか、慎重にコースを狙いすぎているように見えた。ボール先行で、投球のリズムも悪かった。後ろに強力な救援陣が控えており、特に日曜日の先発ならリリーフ投手を総動員できる。5回を投げて試合を壊さないことが役割。そう開き直れば、球数も少なく、テンポ良く投げられるはず。
一番の収穫は甲子園球場の伝統の一戦を経験できたこと。4万1839人の満員のスタンドはオープン戦と思えない雰囲気だった。阪神ファンの圧を受け、高校時代に慣れ親しんだマウンドが違った景色に感じたことだろう。シーズン中はさらに応援のボルテージが上がる。百戦錬磨のベテランといえど、いい予行演習になったはずだ。(掛布 雅之)