【スキー・ジャンプ】伊藤有希が2回ともトップの飛距離で圧勝 W杯後半戦に向け「どこまで遠くに飛べるか挑戦し続けたい」

スポーツ報知
別格の飛行曲線を描いた伊藤有希の1回目のジャンプ

 雪印メグミルク杯ジャンプ大会が12日、札幌・大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ137メートル、K点123メートル)で行われ、女子は伊藤有希(29)=土屋ホーム=が132メートル、127メートルの合計263・9点で圧勝。6大会ぶり4度目の頂点に立った。

 W杯個人総合で2位につけている伊藤が、格の違いを見せつけた。1回目は1人だけスタートゲートを6段も下げられ、助走スピードが極端に落ちた中で最長不倒距離の132メートル。2回とも飛距離点、飛型点のトップを渡さず、2位以下に大差をつけた。

 それでも会心の笑顔はない。「自分が望んでいたパフォーマンスはできなかったので残念。1回目の風なら140メートルを越えられたかと。チャンスを逃してしまって悔しいなと思う」。世界の頂点を争うトップジャンパーは、求める領域も高い。

 海外のW杯転戦から6日に一時帰国。18日に再び次のW杯(24―25日、オーストリア・ヒンツェンバッハ)に向けて出発する。現在首位のニカ・プレブツ(スロベニア)とは総合得点で238点差。「総合の成績は積み重ねなので、その1試合1試合でどんなパフォーマンスができるか、どんなジャンプができるか、どこまで遠くへ飛べるか、挑戦し続けたい」。国内Vも糧に、後半戦を見据えた。(石井 睦)

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