日本スーパーウエルター級王者・出田裕一が計量一発クリア V2戦に「相手の気持ちに負けないように戦う」

スポーツ報知
前日計量をクリアして健闘を誓い合う日本スーパーウエルター級王者・出田裕一(左)と挑戦者・小林柾貴(カメラ・谷口隆俊)

◆プロボクシング 「ダイヤモンドグローブ」▽日本スーパーウエルター級(69・8キロ以下)10回戦 王者・出田裕一―同級1位・小林柾貴(13日、東京・後楽園ホール)

 日本スーパーウエルター級タイトルマッチなどの前日計量が12日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで行われ、13日のメインイベントに出場する日本同級王者・出田裕一(三迫)はリミットから200グラム軽い69・8キロで一発クリア。挑戦者の同級1位・小林柾貴(角海老宝石)も69・4キロでパスした。

 戦績は39歳の出田が17勝(9KO)16敗1分け、24歳の小林が9勝(4KO)2敗。

 計量後、取材に応じた出田は、昨年8月以来、6か月ぶりとなる2度目の防衛戦。「体重も問題なく落ちましたし、順調に調整できました。メンタルも整えてきた。挑戦者ということで相手の気持ちは強いでしょうが、自分もそれに負けないように戦う」と静かに闘志を燃やした。

 2008年1月に名門ヨネクラジムからプロデビュー。17年8月にヨネクラジムが閉鎖した後に三迫ジムに移籍した出田は、11連敗と勝てない時期もあったが、22年11月、川崎真琴(RK蒲田)に9回TKO勝ち。プロ18年目の初タイトルマッチ、33戦目で日本スーパーウエルター級王座を獲得した。昨年8月には当時暫定王者の中島玲(石田)に2―1の判定勝ちで初防衛に成功した。「中島戦は、自分の方が不利だなと思いつつ、挑戦者のつもりで戦った。その気持ちのお陰で勝てたようなものだと思う。今回は中島戦に勝てたというのもあって、自分の中で自信もついてきた。中島戦は『勝ちたい』という気持ちだったが、今回は『勝つ』という気持ちです」と言い切ったが、「ただ、自分にも挑戦するという気持ちも持って戦いたい」と気持ちを引き締めることも忘れない。

 タイトル初挑戦の小林は「試合前の気持ちはいつもとあまり変わらない。でも、楽しみです」と王座奪取に燃えている。中学までは野球に励んでいた小林は17歳から本格的にボクシングに取り組んで来た。ファイタースタイルの王者に対し「打ち合ってやろう、と。そういう気持ちでやろうと思います」と言葉に力を込めていた。

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