【藤原義雄の南紀直送便】百戦錬磨の大型グレにはまき餌こそ重要

スポーツ報知
樫野のフタワレで52.1センチの大型グレを仕留めた矢田さん。夢の大物を仕留めるには、まき餌が重要だ

 2月の南紀は、産卵を前にしてお腹を大きくした大型グレ(48~50センチ)が、磯の近くに集まってくる。ヒットさせられる確率が非常に高くなるし、お腹を大きくしたグレは引きが弱くなるので取り込めるチャンスも上がる。

 とはいえ、大型グレは百戦錬磨。そう簡単にハリ掛かりしてくれない。大型を釣るには、仕掛けもさることながら、セオリー通りにまき餌と刺し餌をうまく同調させ、いかに違和感なくハリの付いた餌を食ってもらうかの工夫が必要。まき餌こそが重要なのだ。

 刺し餌と同調させやすい、私のまき餌を紹介しよう。配合は、全解凍した生オキアミ9キロにマルキユーの「のりグレ」2袋と「イワシパワーグレスペシャル」に「グレパワーV9スペシャル」を各1袋ずつ混合する。

 経験上、大型グレは特に磯際に居ることが多く、竿一本分以内までを釣ることが多い。このまき餌の特徴は、遠投をする場合と比べて極端に配合餌の割合を少なくし、オキアミをメインにしていること。まき餌をまくヒシャクのカップにたくさんのオキアミが入るようにし、海中で拡散するオキアミに刺し餌をカモフラージュさせやすくしているのだ。

 作る際の注意が一つ。「のりグレ」が海中で浮いてしまわないよう、最初にたっぷりと水を吸わせておくこと。

 釣り方は、できるだけサラシが少なく穏やかな場所で、磯際の潮の流れがヨレているポイントを狙うといいだろう。

 私がホームにしている串本大島・樫野の釣果が、いよいよ本格化してきた。会友の矢田泰志さんが3日、内磯の「フタワレ」で52.1センチ、2.58キロの大型グレを見事に釣り上げた。まき餌は、今回紹介した配合と全く同じ。

 樫野は今月上旬に永田渡船だけで50センチオーバーが数尾、上がっている。夢の大物に出会うチャンスは、今だ。(マルキユー・アドバイザー)

 ◆藤原 義雄(ふじわら・よしお)1950年9月20日、徳島・鳴門市生まれ。73歳。21歳からグレ釣りを始め、数々のトーナメントで活躍。「ゼロスルスル釣法」の考案者。がまかつ、マルキユーなどメーカー数社のインストラクターを長年務める。グレ闘友会会長。和歌山県白浜町に在住し、南紀の磯釣りに精通している。プロ野球は大の巨人ファン。

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