金沢聡アナ スケボーパリ五輪日本代表候補・赤間凛音選手に感化され“十八番実況”を目指します…仙台放送アナウンサーコラム「書ける」

スポーツ報知
スケートボードでパリ五輪日本代表候補の赤間選手(左)と金聡アナ

 今年でアナウンサー歴29年目。気付けば節目の30周年が目前です。近頃は時の流れに抗うことができず、小さい文字が見えにくく、立ち上がるときに「よいしょ」と無意識に声を漏らしてしまうなど、加齢に伴う体の変化に落胆することが少なくありません。

 ただ、これまでのアナウンサー人生で唯一変わっていないことがあります。それは“自信のなさ”です。これまた後ろ向きのフレーズが出てきましたが、いままで何百試合と実況をしてきて、完璧だったと自信をもって言える実況は一つもありません。これに関しては自信を持って言い切れます。おそらく“十八番(おはこ)の型”がないことに起因しているのではと自己分析しています。

 さて、私の憧れ“十八番の強み”を持つ選手が仙台にいます。東京五輪で鮮烈な印象を残した競技の一つスケートボードで、パリ五輪日本代表候補に挙がる15歳の赤間凛音(りず)選手です。

 赤間選手は、日本選手権で12歳ながら初出場初優勝を果たし、去年6月には国際大会で初優勝を収めるなど世界のトップスケートボーダーのひとり。去年夏に大ケガをしましたが驚異的な回復をみせ、いまはパリ五輪予選に向けた練習に励んでいます。現在世界ランキング4位、日本ランキングは3位。パリ五輪の代表出場枠「3」圏内に位置しています。

 赤間選手の十八番の技が「バーレーグラインド180アウト」。世界でも赤間選手しかできない大技。得点はそれほど高くない技ですが、本人は「成功率90%に達したこの大技を軸にすることで、新たなトリック(技)習得に挑戦できて高得点を狙える」とパリ五輪出場へ自信をのぞかせています。新・十八番トリック体得がさらなる高みのカギとなりそうです。

 私のアナウンサーキャリア半分の15歳に感化され、50歳を過ぎて“十八番実況”を会得したら、それこそトリック(手品の仕掛け)になるでしょうね…。自信はありませんが諦めず頑張ります!

芸能

×