【箱根への道】駒大・佐藤圭汰、箱根3区首位交代許し「悔しいという言葉で終わらせない」…パリ五輪イヤーで成長し借り返す

スポーツ報知
箱根奪回を誓う佐藤(カメラ・堺 恒志)

 1月2、3日の第100回箱根駅伝で史上初の2季連続3冠を目指した駒大は2位に終わった。新チームは1月4日の早朝から始動し、新主将に1区区間賞の篠原倖太朗(3年)が就いた。今年の箱根路を走った5人が今春に卒業するため、一枚岩の結束力で1年かけて王座奪回にアタック。3区で首位の座を明け渡した佐藤圭汰(2年)はパリ五輪イヤーの一年で大きな成長を遂げ、箱根駅伝での借りを返す決意を語った。(取材、構成=手島 莉子)

 初めて挑んだ箱根路の厳しさを、佐藤は真正面から受け止めている。3区歴代3位の1時間0分13秒と好記録も「逆転されて、悔しい気持ち」と胸に刻んだ。

 20キロ超のレースも初めてだった。戸塚中継所で2位の青学大・太田蒼生(3年)とは22秒差。それが7キロすぎでなくなった。「ペースを上げて引き離そうとしてたけど、ずっとついてきた。自分の想定していたペースよりも速くなってしまい、焦りはありました」という。

 10キロ以上並走が続く中、ラスト3キロで異変が起こった。「筋肉痛のような。足が固まっている状態だった」。首位交代。平塚中継所でつけられた4秒差が決定的な結果になった。「仕掛けどころで前に出る(太田の)レースのうまさとか、すごいと思った。でも、悔しいという言葉で終わらせない」とリベンジを誓った。

 この経験が原動力になっている。1月26日に米国で室内の5000メートルに出場し、13分9秒45の日本新記録。屋外を含めても日本歴代2位。パリ五輪参加標準記録13分5秒00に迫った。「チームを引っ張っていかないといけない。箱根の借りを返す」と強い覚悟で「学生のうちに世界の舞台」という目標も視界にとらえた。6月の日本選手権で五輪切符取りに挑み、8月の夢舞台で成長するという青写真を描く。さらに強くなって箱根路に帰ってくる。

 ◆佐藤 圭汰(さとう・けいた)2004年1月22日、京都市生まれ。20歳。洛南高3年時に1500メートル、3000メートル、5000メートルで高校日本記録(当時)。22年に駒大進学。同年5月に5000メートルで13分22秒91のU20日本新記録。大学駅伝は1年時出雲2区区間賞、全日本2区2位。2年時は出雲2区、全日本2区で区間賞。23年杭州・アジア大会5000メートル6位。同年11月の八王子ロングディスタンス1万メートルは27分28秒50でU20日本新記録。184センチ。

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