原辰徳さん青梅マラソンのスペシャルスターター「皆さんと目を合わせて背中を押す気持ちで」

スポーツ報知
18年11月、目黒シティランのスターターを務めた原辰徳さん

 青梅マラソンの大会主催者は30日、第56回大会(2月18日・青梅マラソン日本陸連公認コース)30キロの部スペシャルスターターを読売巨人軍前監督の原辰徳さん(65)が務めると発表。早春の青梅路で1万2500人のランナーを後押しする。招待選手7人(男子5、女子2)も発表され、パリ五輪マラソン代表に内定した男子の赤崎暁(26)=九電工=や女子の一山麻緒(26)=資生堂=らが登録された。

 若大将の号砲で、青梅路が幕を開ける。原さんは青梅マラソン30キロの部スペシャルスターターを務めることが決まり、さわやかな笑みを浮かべた。「招待選手もそうそうたる顔ぶれですが、市民ランナーの熱もすごい。そういう点では、ランナーに浸透している権威ある大会に、スターターとして自分も参加できるということで、ドキドキしています」。胸を高鳴らせて心待ちにしている。

過去に市民マラソンでのスターター経験はあるが、青梅マラソンは縁遠いものだった。「2月は我々、野球人にとって“正月”ですから。一年の始まりであり、戦いの始まりでもある、と。そういう意味では、実際に見てみたいという願いはかなうものではなかったのかな」。例年、青梅で1万2500人(30キロの部)のランナーが健脚を競うこの時期は春季キャンプで、選手としても指揮官としてもシーズンに備える大事な時期だった。昨季限りで通算17年間の監督生活に区切りをつけたことで、希望が実現することに。念願の大役は、野球界では02年から04年まで3年連続で務めた長嶋茂雄さん=巨人軍終身名誉監督=以来となる。

 野球のみならず、ゴルフ、ラグビー、相撲などいろいろなスポーツに造詣が深い原さん。マラソンについても知識は豊富だ。「昔は長丁場の中で駆け引きというのが醍醐(だいご)味だったと思うけど、今はもうとにかくスピードがすごいよね。100メートルを17~18秒のペースで40キロ以上を走るなんてね、もう異次元で戦っているアスリートだよ」。高速の展開に対応できないと、世界では戦えないという近年のトレンドも頭に入っている。

 原さんは巨人軍監督時、本拠地・東京Dでの勝利後には、球場を埋めた巨人ファン全方位に向け、帽子を掲げて声援に感謝する姿が恒例だった。「全てのファンと目を合わせるという気持ちでね。今回もランナーの皆さんと目を合わせて背中を押す気持ちで手を振りたいね」。自分との闘いに飛び出すランナーの希望に満ちたまなざしを楽しみにし、エールを送る。

 ◆第56回大会メモ

 ▽エントリー 1万6000人(30キロの部1万2500人、10キロの部3500人)。

 ▽開会式 2月17日午後1時から住友金属鉱山アリーナ青梅(青梅市総合体育館)。

 ▽AOSYNスペシャルトークショー 17日午後2時から青梅市総合体育館。ゲストは高橋尚子さん、平塚潤さん(城西大准教授)。

 ▽アスリートビブス交付 17日は30キロ、10キロの部ともに青梅市総合体育館で午後1~4時。18日は10キロの部が青梅市役所で午前7時30分~8時30分。30キロの部が河辺小学校で午前8時~10時30分。

 ▽号砲 18日午前9時30分に10キロの部、同11時30分に30キロの部が東青梅四丁目をスタート。

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