駒大・鈴木芽吹が「恩返し」の7区区間賞 長野県の大会新&3連覇に貢献…全国都道府県対抗男子駅伝

スポーツ報知
最終7区で力走する長野のアンカー鈴木芽吹

 「駅伝王国」長野が2時間17分の大会新記録で、コロナ禍による中止を挟んで3大会連続で最多の10回目の優勝を果たした。最終7区では長野チームと駒大で主将を務める鈴木芽吹(4年)が20年ぶりの区間新記録の力走で完勝した。2位に埼玉、3位に千葉が続いた。(晴れ、気温15・3度、湿度56・3、西の風2・4メートル=午後0時30分スタート時)

 風格がある走りだった。2位と48秒差でスタートした長野のアンカー鈴木は守ることなく、攻めた。細かなアップダウンがある13キロを36分52秒で走破。大島健太(高知)が04年にマークした37分9秒の区間記録を20年ぶりに更新した。2位と1分49秒差の圧勝だった。

 駒大の主将として臨んだ箱根駅伝(2、3日)では2区で青学大の黒田朝日(2年)と13秒差の区間2位。連覇を狙ったチームも青学大に敗れて2位だった。「箱根に比べると調子は7割ほどでした」と明かす。それでも、駒大の大八木弘明総監督(65)に「出るからには勝ちに行け!」と激励されて力走。長野チームでも主将を務めた鈴木は「長野に恩返しできました」と会心の笑みを見せた。

 1区で浜口大和(佐久長聖2年)が区間新の4位と好発進。4区で永原颯磨(佐久長聖高3年)が区間賞で首位に立ち、そのまま勝ちきった。佐久長聖の指揮官でもある長野の高見沢勝監督(42)は「想定通り」と胸を張った。強さの理由については「中学生はしっかり指導されており、大学、社会人の選手は長野のために帰ってきてくれる」と感謝の気持ちを込めて話した。

 昨年は前立大監督の上野裕一郎(現ひらまつ病院)が優勝アンカーを務め、大きな話題になった。今年は貫禄勝ち。「駅伝王国」らしい存在感を安芸路で発揮した。(竹内 達朗)

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