中村勘三郎さん偲ぶ会に1000人以上参列 勘九郎「父のことを忘れないでいてくれたおかげです」
スポーツ報知
2012年に死去した歌舞伎俳優の中村勘三郎さん(享年57)を追悼する「十八世中村勘三郎十三回忌追善偲ぶ会」が13日、東京・虎ノ門のオークラ東京で行われ、1000人以上が参列した。
「春興鏡獅子」「髪結新三」「身替座禅」「夏祭浪花鑑」など数多く古典の当たり役を持ち、串田和美、野田秀樹、宮藤官九郎らとの交流で新作にも意欲的に取り組んだ勘三郎さん。長男の中村勘九郎は、冒頭のあいさつで「こんなにたくさんの方に来ていただいて、本当にうれしいです」。遺影に向かって「お父さん、良かったね」と語りかけた。
十三回忌を迎えて「すごい男が、ふっとこの世から姿を消して、十三回忌。早いな。あっという間ですね」。大勢の参列者が詰め掛けた会場を見渡し「みなさんの心の中に父がいて、父のことを忘れないでいてくれて、父の芸を覚えていてくれるおかげでございます。本当にありがとうございます」と感謝を述べた。
中村七之助は、勘三郎さんが亡くなった直後に兄・勘九郎が襲名披露の口上で語った言葉を引き合いにあいさつ。「みなさん、兄の『父のことを忘れないでください』という言葉を忘れないでくださった。父のことを常に思ってくださって、愛してくださった。お一人お一人のおかげでございます。中村屋、精進して参ります」と呼びかけた。
2月に歌舞伎座「猿若祭二月大歌舞伎」(2月2~26日)を行い、その後も平成中村座、巡業公演など1年を通じて、勘三郎さんを偲ぶ追善興行を行う。