第100回箱根駅伝優勝の青学大が再始動 太田蒼生は初マラソンに向けて「2時間4分台出したらどうなりますか?」

スポーツ報知
箱根駅伝で優勝した青学大は次なる戦いに向けて本格的に再始動した。太田蒼生(右から2人目)は初マラソンに意欲的

 第100回箱根駅伝(2、3日)で往復路を制し、10時間41分25分の総合新記録の完全優勝で2年ぶり7度目の栄冠に輝いた青学大が10日、第101回箱根駅伝はじめ次なる戦いに向けて、初の本格的な練習を行った。

 第100回箱根駅伝の2日後の5日の朝練習で早くも始動した青学大は、箱根駅伝から1週間が過ぎたこの日、相模原市のキャンパス内陸上競技場とクロスカントリーコースで本格的な練習を再開した。箱根駅伝を走ったメンバーは各自のペースで約20キロを走り、箱根駅伝出場以外の選手はトラックでスピード練習を行った。3区(21・4キロ)で駒大の佐藤圭汰(2年)と歴史的ハイレベルな戦いを制し、優勝を大きく引き寄せた太田蒼生(3年)も軽快な走りを見せた。

 この日、別府大分毎日マラソン(2月4日)の出場選手が発表され、青学大から太田、9区区間賞の倉本玄太(4年)、16人の登録メンバーに入った白石光星(3年)が一般参加選手として名を連ねた。日本陸連の瀬古利彦・ロードランニングコミッションリーダーは「優勝して一番気分が良い時に走ってくれる。太田君の3区のミラクル走り、すごかった。ミラクル学生新記録を出して欲しいと思っています」と熱く語り、昨年大会で青学大の先輩・横田俊吾(現JR東日本)がマークした2時間7分47秒の日本学生記録の大幅更新を期待した。

 現在、原晋監督(56)と太田は初マラソン挑戦レースについて、入念に話し合いを行っている。当初の予定通り、別府大分に出場するか、その1か月後の東京マラソン(3月3日)にスライドするか、体調を最優先にして今後の方針を決定する。

 パリ五輪代表選考会のひとつの東京マラソンは高速レースとなることが予想される。これまで代表選考レースに参加した選手が設定記録(2時間5分50秒)を突破すれば代表に内定する(複数の場合、最速選手。いなかった場合、昨年10月のMGC3位の大迫傑が代表内定)。選考レースに参加していないため、選考対象外の太田は「極端な話ですけど、もし、僕が2時間4分台とか日本記録(2時間04分56秒、鈴木健吾)とか出したら、どうなりますか?」と屈託ない笑顔で話した。

 下り基調(標高差約45メートル)とはいえ、21・4キロの3区をハーフマラソン(21・0975キロ)の日本記録(1時間、小椋裕介)より速いタイム(59分47秒)で走破した太田は未知数の能力を持つ。初マラソンで箱根駅伝以上の衝撃的な走りを見せる可能性はある。

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