「箱根駅伝11区」で駿河台大のゴッドフリー、順大の荒牧琢登が力走

スポーツ報知
ハーフマラソン男子の部で日本人学生トップの3位でフィニッシュする順大の荒牧琢登(左、右は駿河台大のムサンガ・ゴッドフリー)(カメラ・太田 涼)

◇ハイテクハーフマラソン(7日、東京・北区新荒川大橋野球場発着公認コース=21・0975キロ、報知新聞社後援)

 第100回箱根駅伝(1月2、3日)で17位だった順大、18位だった駿河台大の箱根駅伝メンバー以外の選手が出場した。箱根駅伝を出場を目指して練習を積んできたが、当日変更などで出番がなくなった選手たちが、大舞台から中3日で「箱根駅伝11区」として力走した。

 専大OBで、実業団のJR東日本にも所属していた大橋秀星(33)=小平市=が1時間4分10秒で優勝。駿河台大で4区に登録されながら当日変更で出番がなくなったムサンガ・ゴッドフリー(2年)が1時間4分15秒で学生トップの全体2位。順大8区登録で当日変更された荒牧琢登(1年)が1時間4分16秒で学生2位の全体3位だった。

 華やかな新春の箱根路から中3日。寒風吹く荒川河川敷コースで、学生ランナーは懸命に走った。順大の選手に競り勝ち、「箱根駅伝11区区間賞」となったゴッドフリーは「コースは平たんで走りやすかったけど、風が強くてきつかった。ずっと先頭を引っ張っていたけど、最後に抜かれて悔しい」と喜ぶことなく話した。

 「11区2位」の荒牧も表情を引き締めたまま、1月3日朝の8区当日変更から、この日のレースついて語った。

 「当日変更の可能性があることは分かっていましたが、それまで自分が8区を走るつもりで準備していました。地元(熊本)の友人たちは僕が箱根駅伝を走ることを応援し、楽しみにしてくれていましたので、変更は残念ですけど、実力なので仕方ありません。箱根駅伝が終わった後の3日間も集中して、このレースに臨みました。風が強い中、しっかり、走れたと思います」

 順大は往路で10位だったが、復路は22位と苦戦し、総合17位。4年ぶりにシード権(10位以内)を逃し、第101回箱根駅伝は予選会(10月)からの挑戦となる。荒牧は「(来年度は)チームの主力となって予選会からチームに貢献したい。本戦では往路を走りたいと思っています」と強い意気込みを明かした。

 昨年のハイテクハーフマラソンでは、青学大の塩出翔太(当時1年、現2年)が1時間2分55秒の自己ベスト(当時)で学生トップを取った。第99回箱根駅伝で9区から当日変更で出番なしとなった塩出は「来年は絶対に箱根駅伝を走り、青学大の優勝に貢献します」と目をギラギラさせながら話した。1年後に有言実行。第100回箱根駅伝では8区で区間賞を獲得し、優勝メンバーに名を連ねた。青学大の原晋監督(56)は「目標としていた箱根駅伝を走れなかったと直後という難しい状況の中で、しっかりと頑張れる選手は必ず強くなるし、信頼できる」と語る。

 来年の101回大会では、駿河台大のゴッドフリーや順大の荒牧らの飛躍が期待される。

 ◇ハイテクハーフマラソン上位成績

<1>大橋秀星(小平市)1時間4分10秒

<2>ゴッドフリー(駿河台大2年)1時間4分15秒

<3>荒牧琢登(順大1年)1時間4分16秒

<4>鬼沢大樹(順大3年)1時間5分21秒

<5>堀越翔人(順大3年)1時間5分29秒

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