箱根駅伝で新記録優勝の青学大のチームミーティングを独占取材 原晋監督「来年は10時間40分を切ろう」

スポーツ報知
青学大は第100回箱根駅伝優勝後、初のチームミーティングを行った

 第100回箱根駅伝(2、3日)で往復路を制し、総合新記録の完全優勝で2年ぶり7度目の栄冠に輝いた青学大が激闘から2日後の5日、東京・町田市の選手寮で、レース終了後、初のチームミーティングを行った。原晋監督(56)の承諾を得てスポーツ報知は、その前半を独占取材した。

 青学大は、2022年に青学大がつくった10時間43分42秒の大会記録を2分17秒更新する10時間41分25分の驚異的なタイムで優勝。ミーティングの冒頭、原監督は「チーム全員の力で優勝することができました。おめでとう。ありがとう」と力強く話すと、チーム全員が拍手してお互いの健闘をたたえ合った。「現状維持は後退」をモットーとする指揮官は、早くも来年の第101回大会に向けて「来年は10時間40分切りを目指そう」と3年生以下の選手、マネジャーに強く訴えた。その上で「5年以内には10時間30分を狙いたい」と、青学大チームのさらなる進化を宣言した。

 その後、優勝メンバーの1区から10区の選手がスピーチ。1区で区間賞を獲得した駒大の篠原倖太朗(3年)と35秒差の9位と踏ん張り、優勝への流れをつくった荒巻朋熙(2年)は「皆さんは知っていると思いますが、去年の冬はやる気をなくしてしまい、陸上をやめようかと思っていました。4年生の先輩が励まし、支えてくれたお陰で、今、ここに立っています。ありがとうございました」と深く頭を下げた。

 7区の山内健登(4年)は最初で最後の箱根駅伝で区間3位と健闘した。学生駅伝デビュー戦となった1年時の全日本大学駅伝6区で終盤失速し、区間9位と苦戦。その後、2年、3年は3大駅伝に出場できなかったが、最終学年の今季は出雲駅伝4区で区間賞、全日本大学駅伝は5区で4位と活躍した。「最後の箱根駅伝をみんなで優勝できて本当にうれしいです。後輩は最後まで頑張ってほしい。これ以上、話すと泣いちゃうので終わります」と話し、大きな拍手を浴びた。

 ミーティングの前には午前6時から、第101回箱根駅伝に向けて初練習を行った。星が瞬く寒空の下、4年生を含めた青学大の選手たちは午前6時前に東京・町田市の選手寮近くの公園に集合。「青トレ」と呼ばれる体幹トレーニングを約30分行った後、箱根駅伝を走った10人の選手は疲労を考慮して各自が判断して軽く走る一方で、優勝メンバー以外の選手は約15キロを走破。1キロ4分を切るペースで入り、最後は1キロ3分ペースまで上がった。新春の晴れ舞台でフレッシュグリーンのタスキをかけて走るために、交通安全のための反射材のタスキをかけて汗を流した。

 青学大の選手寮で部員が飲酒できるのは1年に1度だけ。勝っても負けても箱根駅伝復路の1月3日夜だけだ。今年も3日の夜は、20歳になった2年生以上の選手は食堂で慣れないビールを飲みながら、第100回箱根駅伝優勝と、その栄光に至るまでの苦難の道のりを語り合った。翌4日は優勝メンバー10人、志貴勇斗主将(4年)、赤坂匠主務(4年)は日本テレビの情報番組「ZIP!」(月~金曜・午前5時50分)と「DayDay.」(月~金曜・午前9時)に出演し、それ以外の選手は自由に過ごしたが、5日はすでに通常モードに。4年生の選手、マネジャー計17人に優勝記念ハワイ卒業旅行(3泊5日)をプレゼントするなど派手な言動が目立つ原監督は「普段は地味に地道にやっているんですよ」と静かに語った。

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