【箱根駅伝】前回2位の中大は復路も苦戦13位 吉居弟・駿恭が7区区間賞も…藤原監督「地獄でした。疲れ果てた」

スポーツ報知
区間賞の快走を見せた中大7区の吉居駿恭(カメラ・池内 雅彦)

◇第100回東京箱根間往復大学駅伝競走復路 (3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)

 優勝候補の一角が無念のシード落ちだ。前回総合2位の中大は昨年末にエントリー16人中、14人が体調不良。往路13位に続き復路も苦戦。7区・吉居駿恭(しゅんすけ、2年)が1時間2分27秒で区間賞に輝くなど一時、圏内10位まで押し上げたが、1日に体調を崩した8区・阿部陽樹(3年)は、区間22位に沈み再び圏外へ。藤原正和監督(42)は「もう地獄でした。疲れ果てた」。3年ぶりシード圏外に唇をかんだ。

 兄の力水が弟を奮い立たせた。兄弟で最後の箱根路。9番手でタスキを受けた駿恭は「行くしかない!」と前を猛追。4人を抜き、少し険しい表情になった15キロ過ぎ。2日の2区で区間15位だった兄・大和(4年)が給水係で並走し「一番強いよ!」と弟を力強く押すと左腕を上げ、思いに応えた。計5人を抜き去り「最後まで頑張るぞと思って走った」と会心の走りで勢いをつけた。

 20年春、大和ら現4年生は新型コロナ禍で入学。練習が制限されるなど苦境が続いたが、最終学年になった第100大会での28年ぶりの総合Vを掲げてきた。その夢は無情にも果たせなかったが、後輩に引き継がれた。来年度は「泥臭く」と予選会からの再出発。駿恭は兄の思いを継ぐ。(宮下 京香)

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