【箱根駅伝】10位・大東大、10区佐々木真人が巻き返し9年ぶりシード 真名子監督感涙「めちゃくちゃうれしい」

スポーツ報知
シード権を獲得し、報告会で選手と歓喜する大東大の真名子監督(左)ら(カメラ・今成 良輔)

◇第100回東京箱根間往復大学駅伝競走復路 (3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)

 シード権争いでは10区で総合10位に滑り込んだ大東大が2015年(10位)以来、9年ぶりにシードを獲得した。22年春に就任した真名子圭(まなこ・きよし)監督(45)にとっては初シードとなった。9区を終えた時点で東海大と4秒差の11位と圏外だったが、10区の佐々木真人(なおと、3年)が巻き返した。

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 ゴールの瞬間、仲間が笑顔で祝福した。大東大の最終走者、10区の佐々木は神奈川大と競り合い、17番目で大手町を駆け抜けた。大会規定により、歴代最多タイの16校が青学大から10分後に芦ノ湖を一斉スタートとなったため、通過順で先にゴールしていた東海大を1分10秒上回り、総合10位が確定。区間7位の力走を見せた殊勲の3年生は「最初の10キロは苦しかったが、周りの応援もあって粘り切れた。本当にうれしい。感無量」と興奮気味に語った。

 2日の往路は8位。6区で佐竹勇樹(4年)が区間4位の快走を見せるなど、7区を終え7位と順調に見えた。だが、続く8区でケニアの留学生、ピーター・ワンジル(3年)がまさかの不調で区間最下位に沈み、11位と失速。危機を迎えたが、9区でシードまで4秒差と粘り、10区につなげた。最終区間では13・5キロすぎの新八ツ山橋付近で東海大を逆転し、26秒のリード。公式戦で初出走の佐々木は「とにかく設定(タイム)を守りながら、監督の指示を聞いて粘ろうと。しっかり自分のペースを刻めた」と胸を張った。

 22年春に就任した真名子監督は「100回記念大会、(学校の)100周年で学生が10位でゴールしてくれて心から感謝です」と涙に暮れた。シード争いの相手が見えず、タイム差も分からない状況下で踏ん張り、2度目の挑戦で9年ぶりにシードをもたらした。「自分でもびっくり。めちゃくちゃうれしかった」と喜びをかみ締めた。

 チームスローガンは「1へのこだわり」。生活面から基本を徹底し、花を咲かせた。節目の年に予選会トップ通過から、本戦は粘りの末にハッピーエンド。指揮官は「ここからがスタート。101回大会に向け、明日(4日)朝6時から練習します」と強化を誓った。(岩原 正幸)

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