【箱根駅伝】駒大の2年連続3冠はかなわず 1年目の藤田監督「2位で満足はできない。他の駅伝と違う難しさある」

スポーツ報知
悔しい表情を見せながらゴールする駒大10区の庭瀬俊輝(カメラ・越川 亘)

◇第100回東京箱根間往復大学駅伝競走復路 (3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)

 学生3大駅伝最多タイ5連勝中だった王者・駒大は10時間48分0秒で総合2位だった。2分38秒差の逆転を目指したが、6区帰山侑大(2年)で4分17秒差にまで広げられるなど、全区間で後れを取った。悔しさを胸に篠原倖太朗(3年)、佐藤圭汰(2年)らを中心に、より強い駒大をつくり上げる。

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 学生3大駅伝で史上初の2年連続3冠はかなわなかった。駒大は総合優勝へ、2分38秒差をつけられた青学大に挑んだが、6区で帰山が4分17秒に広げられると、7~9区の4年生も相手の勢いに屈し、差をつけられる一方的な展開に。アンカー・庭瀬俊輝(3年)が悔しい表情を浮かべてゴールテープを切る姿を見た就任1年目の藤田敦史監督(47)は「総合優勝を目指していた中、2位で満足はできないです。箱根を初めて監督として迎えましたが、他の駅伝とは違う難しさがあると感じました」と受け止めた。

 今季、出雲、全日本は1区から一度も首位を譲らない完全優勝を果たし、第100回大会制覇に最も近いと言われた。1万メートル27分台のスピードランナー3人をそろえる布陣はまさに最強のはずだった。慣れていない背中を追う展開で、狂った歯車を戻せず。優勝なら鈴木芽吹主将とともに学生3大駅伝最多の7勝となるはずだった安原太陽は「(3冠に)次も、チャレンジするのは駒大だと思う。そこに向けて、チームを一から作っていってほしい」と後輩たちに、夢を託した。

 チームをけん引し、今大会に出場した4年生は5人。来季、チームの柱になる1区区間賞の篠原(3年)は「自分がやらなきゃダメだと思う。チームを引っ張っていきたい」と決意。今季出雲1区区間賞、全日本3区2位、ハーフマラソンで日本人学生記録も持つ篠原は「自分は絶対的にエースの走りがしたい。次は2区で圧倒的な走りをする」と力強く宣言した。

 学生長距離界NO1の佐藤、今季の出雲、全日本でコンスタントに結果を残してきた山川拓馬、伊藤蒼唯ら2年生も、リベンジに燃える。「決して私たちが弱いとは思っていません。世界を目指す選手を育成する目標も同時進行しながら、地道なスタミナ作りも念頭に置いてやっていきたい」と指揮官。より強い駒大を目指し、王者が再スタートを切った。(手島 莉子)

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