【箱根駅伝】日大で駅伝主将務めた和田正人「青学大選手たちの諦めずに立ち向かう姿には感動」実は優勝予想も的中

スポーツ報知
ゴルフ友達の青学大・原晋監督(左)と和田正人。箱根駅伝のコースを望むゴルフ場で好勝負した

◇第100回東京箱根間往復大学駅伝競走復路 (3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)

 日大で駅伝主将を務め、2000年(9区9位)、02年(9区5位)と箱根路を駆けた俳優・和田正人(44)が、スポーツ報知に観戦記を寄せた。青学大の爆発力に感動したといい、母校・日大の復活劇と100回を迎えた大会の今後への期待を語った。

 * * *

 今年の箱根駅伝もNHKラジオでお仕事をしながら見させていただきました。ゲスト解説で7年目。自分が出る意味を考えて、エンターテインメント性を意識しています。駅伝に詳しくない人や初めて見聞きする人たちに、選手の頑張りや思いがしっかり届くように。

 今大会は3冠に挑んだ駒大が「史上最強」と呼ばれていました。実業団のニューイヤー駅伝に出ても上位を走るんじゃないか、というくらい完成されたチームで。そんな中、3区での青学大の逆転劇が印象深かった。青学大・太田君の1万メートルの記録は駒大・佐藤君よりも1分近く遅い。それが自己記録よりも1分も速いペースで最初の10キロを突っ込んで、追いついて。何度も揺さぶりをかけて果敢に先頭に立った。佐藤君が負けるとは誰も予測できなかったので駒大は動揺した。あれが勝負の分かれ目でした。

 学生スポーツは本当に何が起きるか分からない。まさか力と力の真っ向勝負で、青学大が王者・駒大をねじ伏せるなんて。青学大の選手たちの諦めずに立ち向かう姿には感動しましたし、原監督の箱根にピークを合わせるシステムのすごさも改めて感じました。

 実は今大会前、女性誌に載せた僕の優勝予想は「青学大」でした。第100回大会にふさわしい名勝負を見たいと思って。青学大は伝統的に箱根を初めて走る選手の爆発力がすごいので。王者・駒大を破るとしたら青学大かな、と。原監督は19年度の出雲駅伝5位、全日本大学駅伝2位、箱根優勝の前例を口にして、それを今回再現した。仲良くさせていただいて昨年12月にはゴルフをご一緒しました。その時は、日大が青学大に先着しましたけどね(笑い)。

 4年ぶり90回目の出場の母校・日大は総合15位。4年ぶりに「N」の文字とピンク色のタスキを見られてうれしかったですね。岡山・倉敷高を3度全国制覇に導いた新雅弘監督の下、日常生活から見直して予選会を5位通過。監督も選手も初めての箱根路で「タスキを最後までつなぐ」という目標を遂行した。9年ぶりのシード権を獲得した大東大が来季に向けていい手本になると思います。

 真名子圭監督は新監督と同じ高校駅伝(仙台育英高)の名指導者。1年目に箱根予選会を通って2年目でシード校復帰。日大は今大会の経験者7人が残る。選手たちも俺たちも、と思っているはずで、来年度の日大が楽しみ。箱根駅伝には第110回、120回も変わらずに、人々に勇気や希望を与える舞台であり続けてほしいです。

(日大OB、俳優・和田 正人)

 ◆和田 正人(わだ・まさと)1979年8月25日、高知・土佐町生まれ。44歳。土佐町中時代はソフトボール部に所属しながら駅伝大会に出場。高知工で本格的に陸上を始める。日大が箱根駅伝で最後に優勝した74年大会で7区区間賞の野中三徳氏の指導を受け、全国高校駅伝に2度出場(2年1区36位、3年4区36位)。98年に日大入学。2002年に卒業後、NEC入社。03年、廃部に伴い退社。俳優を志し、05年にデビュー。17年にタレントの吉木りさと結婚。現在は2児の父。172センチ、62キロ。

スポーツ

×