【箱根駅伝】第100回大会MVPは5区区間新記録の「山の妖精」城西大・山本唯翔「五輪の表彰台に上れるように頑張りたい」

スポーツ報知
城西大・山本唯翔

◇第100回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)

 主催の関東学生陸上競技連盟は閉会式で、今大会の最優秀選手(MVP)にあたる「金栗四三杯」を城西大・山本唯翔(ゆいと、4年)に授与することを発表した。山上りの5区で、2年連続の区間新記録を樹立し、城西大を過去最高の総合3位へと導いた。大会関係者は、選考理由を「今大会唯一の区間新記録。雨天で気温が低い中で、価値のある区間新記録だと選考されました」と説明した。

 記者会見に出席した山本は「このような賞を受賞できて、感謝しております。今後の競技人生においても、すごく良い経験になったと思います」と笑顔で語った。

 大学卒業後の4月からは、実業団のSUBARUへ進んで陸上競技を続ける。「マラソンでチャレンジしたい。次の(五輪代表選考会の)MGCに向けてマラソンを走れる体作りをしたい。(28年ロサンゼルス)五輪の表彰台に上れるように頑張りたい」と表情を引き締めた。

 今季の城西大は昨年10月の出雲駅伝で3位、11月の全日本大学駅伝で5位と共に過去最高成績を更新。第100回箱根駅伝も山本の活躍もあり、過去最高の総合6位(2010年、12年)を上回る総合3位へと躍進した。「皆が真剣に取り組んできたことが今回の結果につながったと思う。来年度の後輩達に、いい形でつなぐことができたと思う。うれしく思います」と山本は胸を張った。

 5区の区間記録を更新した昨年大会で、櫛部静二監督から「山の妖精」の異名を授かった。「1年間しっかり準備してきていた。5区に対する思いは誰よりも強く持って来ていた。山の神にはなれなくても、今の区間記録を打ち立てられたこと、皆さんの記憶に残る走りができたことはうれしく思います」。優勝には届かなかったが、令和のクライマーとして鮮烈な印象を残せたことに満足感を漂わせた。

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