【箱根駅伝】陸上一家の長男、青学大の黒田朝日が花の2区で区間賞 父は箱根ランナー、弟は4月に青学大、妹は中学駅伝日本一

スポーツ報知
未知数の能力を秘める黒田4きょうだい(左から長男・朝日、長女・六花、次女・詩歌ちゃん、次男・然。写真提供=黒田将由さん)

◇第100回東京箱根間往復大学駅伝競走往路  (2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ)

 青学大の黒田朝日(2年)が各校のエースが集う「花の2区」(23・1キロ)で歴代4位、日本人歴代2位の1時間6分7秒の好記録で区間賞を獲得した。9位から7人をゴボウ抜きして2位まで急浮上。首位の駒大に22秒差まで迫り、3区の太田蒼生(3年)にタスキをつないだ。

 原晋監督(56)が「駅伝男」と呼び、絶対の信頼を寄せる黒田は勝負強い。学生3大駅伝デビュー戦となった出雲駅伝(昨年10月9日)では2区で駒大のスピードランナー佐藤圭汰(2年)と区間賞を分け合い、全日本大学駅伝(11月5日)でも2区で佐藤と対決。8秒遅れの2位惜敗だったが、従来の区間記録を更新した。「佐藤君と同等に走れたことは自分でも驚いた。自信になります」と黒田は勢いに乗って、初の箱根路に挑み、快走した。

 黒田の父の将由さん(42)は法大1年時の01年箱根駅伝1区で3位と好走し、駿河台大の徳本一善監督(44)と「オレンジエクスプレス」を編成した名選手。弟の然(ぜん、岡山・玉野光南高3年)は昨年の全国高校総体3000メートル障害2位。今春には兄を追って青学大への進学する。妹の六花(りっか、岡山・京山中3年)は昨年の全日本中学陸上1500メートル優勝。さらには昨年12月の全国中学駅伝ではアンカーとして優勝のゴールテープを切り、兄より先に「駅伝日本一」に輝いた。黒田によると、末妹の詩歌(しいか)ちゃんもまだ幼稚園生ながら駆けっこが抜群に速いという。

 「子供たちに陸上を教えたことはありません。楽しんで走れば、それだけでいいと思います。大舞台の箱根駅伝でも楽しんで走ってほしい。私も楽しんで走りましたから」という父・将由さんのエールを受けて黒田は力走。ランナー一家の長男は「弟も妹も頑張っている。長男の意地です」と明るく話す。

 底知れぬ能力と明るさを持つ黒田が、青学大に勢いを与えた。

 ◆黒田 朝日(くろだ・あさひ)2004年3月10日、岡山市生まれ。19歳。玉野光南高3年時に全国高校総体3000メートル障害2位。22年、青学大地球社会共生学部に入学。1年時は学生3大駅伝出場なし。箱根では4区登録も当日変更された。自己ベスト記録は5000メートル13分36秒55、1万メートル28分15秒82、ハーフマラソン1時間3分2秒。3000メートル障害を得意としており、自己ベストの8分37秒25はU20日本歴代4位。166センチ、50キロ。

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