飯塚翔太、ロンドン、リオ、東京に続きパリで4大会連続五輪出場なるか…6月に日本選手権「優勝して五輪に乗り込む」

スポーツ報知
袋井市内の中学生に指導する飯塚翔太(上)

 パリ五輪が7月26日に開幕する。静岡県勢で唯一、五輪代表に内定しているのは、柔道の男子73キロ級の橋本壮市(31、浜松市出身)=パーク24=のみ。「サッカー王国」だけではなく、「陸上王国」とも名高い静岡。パリに向け、2023年の成績を振り返るとともに、県ゆかりの注目選手を取り上げる。

 短距離で4大会連続出場をかけている男子200メートルの飯塚翔太(32、御前崎市出身)=ミズノ=に注目だ。12年ロンドン、16年リオ、21年東京で出場し、リオでは400メートルリレーで銀メダルに輝いたスプリンター。6月、五輪代表内定への最終選考会を兼ねる日本選手権(大阪)は重要な一戦となる。飯塚は「優勝して、五輪に乗り込むだけ」と2年ぶりの奪還に、強い気持ちを見せた。20秒16の参加標準記録突破も必要とされるが、昨年8月の世界選手権(ブダペスト)予選で今季最速の20秒27を出し、準決勝進出。同10月の日本GPシリーズでは、20秒42で優勝し、個人最終戦をいい形で締めた。

 「(コンディションは)非常にいい。まだ全力疾走の1段階前で止まってしまっているので、質をあげられたら」。今後は膝関節に負荷をかける跳躍練習を設けていく。御前崎市出身で、地元を愛する飯塚。県が行っている「ドリカムスタート事業」に昨年9度目の参加をし、中学生らと交流。静岡を思う飯塚が、パリで大黒柱として短距離陣を支える姿が見たい。

 競歩男子20キロは、2月の日本選手権(兵庫)で派遣記録を突破した優勝者が、最初に代表内定入りするが、県にゆかりある3選手が“2大会連続”をかけて争う。東京五輪同距離で日本人初のメダルを手にした銀メダルの池田向希(25、浜松市出身)=旭化成=と、銅メダルの山西利和(27、静岡西豊田小)=愛知製鋼=。加えて、東京五輪男子50キロ競歩で6位入賞した御殿場南高出身の川野将虎(25)=旭化成=も、50キロが五輪種目から消滅したことで参戦する。川野は、昨年8月の世界選手権男子35キロ競歩で2大会連続メダルとなる3位などと好調を見せているだけに面白い。

 同12月の日本選手権で日本記録を上回り準優勝した1万メートル男子の太田智樹(26、浜松市)=トヨタ自動車=や、女子400メートルの松本奈菜子(27、静岡市清水区)=東邦銀行=もいる。パリ五輪代表争いに注目だ。(伊藤 明日香)

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