【報知映画賞】助演男優賞・磯村勇斗「覚悟と責任がいる作品だった。賞をいただいたことで少しでも報われるのでは…」

スポーツ報知
報知映画賞助演男優賞を受賞した磯村勇斗(カメラ・相川 和寛)

 「第48回報知映画賞」の表彰式が11日、都内で行われた。

 実際の障害者施設殺傷事件をモチーフにし、作品賞、助演男優賞、助演女優賞の3冠となった「月」(石井裕也監督)で事件を起こす青年・さとくんを演じ、助演男優賞に輝いた磯村勇斗(31)は黒のタキシードで登壇した。

 親友の北村匠海から花束を受け取り、「初めて会ったのは20歳の時で6年の付き合いです。節々で共演して、いつも横にいて、自分を、作品を支えてくれて、空気を作ってくれる。自分にすごく水を与えてくれる人で成長させてくれるのが上手だなと。自分もそうですけど、世界を広げていく役者になっていこうと。友として仲間として進んでいきたいです」と声をかけられると、「匠海、ありがとう」と笑顔を見せた磯村。

 「今まで携わってきた作品の中でも覚悟と責任がいる作品でした。自分が演じた役を考えると、この賞をいただくことで批判的なこともあるんじゃないかと考えてしまうくらいの役に挑みました。役者としてはありがたいけど、なんて言葉を出していいか分からない作品でした」と厳しい表情で話すと、「参加した皆さんが覚悟を持って一緒に作品を作り上げていきました。賞をいただいたことで少しでも報われるのではないかと思います。これからも1人の役者として前に進んでいきたいと思います」―。

 今年6本の映画に出演した売れっ子は目を輝かせて決意表明した。

 ◆磯村 勇斗(いそむら・はやと)1992年9月11日、静岡県出身。31歳。2015年、テレビ朝日系「仮面ライダーゴースト」で注目を集め、17年にNHK連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロインの夫となる見習いコック役に抜てき。現在はテレビ東京系「きのう何食べた?」、映画「正欲」が公開中。来年はTBS系「不適切にもほどがある!」、映画「若き見知らぬ者たち」の公開を控える。大のサウナ好きとしても知られる。

 ◆月 2016年7月に神奈川県相模原市の障害者施設で入所者19人が刺殺された事件をモチーフにした辺見庸氏の小説を映画化。元有名作家の堂島洋子(宮沢りえ)が障害者施設で働くことになり、作家を目指す坪内陽子(二階堂ふみ)、絵が得意なさとくん(磯村)ら同僚と仲を深めていく。洋子は職員による入所者への虐待を目にするが、施設では隠蔽(いんぺい)されている。そんな理不尽に最も憤っているのは、さとくんだった。

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