【ヤクルト】巨人・北村拓己を現役ドラフトで獲得 手薄な右打ち内野手で期待 新天地で誓った「ジャイアンツに恩返し」

スポーツ報知
9月18日のヤクルト戦、延長12回に代打で安打を放った北村拓己(捕手・中村)

 ヤクルトは8日、現役ドラフトで巨人の北村拓己内野手(28)を獲得した。小川淳司GM(66)は二遊間を含むどこでも守れるユーティリティー性に加え、長打を秘めた勝負強い打撃を評価。新天地でのブレイクに期待を寄せた。

 補強ポイントに合致した。球団事務所で対応した小川GMは「右打ちの内野手でどこでも守れる。どちらかというと大砲。同じ北村で(北村恵と)かぶるかもしれないけど、ショートでもセカンドでもどこでも守れる。ピッチャーも補強しなきゃいけない大きなポイントになるんだけど、内野の手薄なポジションもあったんで」と説明。二遊間には山田を除けば長岡、武岡、元山と若い左打ちの選手が多く、右打ちに加え中堅と言える年齢層も不足していた。

 北村拓は今季、27試合で打率2割6厘、0本塁打に終わったが、内野の全ポジションを守り、9月のDeNA戦では大差がついた展開で投手での登板もあった。21年には打率2割5分、4本塁打と、キャリアハイの数字も残している。小川GMは「今年1軍で出る機会も多かった。右の内野手として出場機会は多くなるかと思う。勝負強さであったり、右バッターの特性を生かしての起用になる」。左の青木、川端と比較すると、切り札不在の右の代打としても期待がかかる。

 ヤクルトには奥川、内山という星稜の後輩も在籍しており、本拠の神宮は亜大時代に慣れ親しんだ庭でもある。移籍が決まった北村拓は「お世話になったジャイアンツに恩返しができるよう、また、これからお世話になるスワローズの力になれるよう、一生懸命頑張ります」とコメントした。大学の先輩にあたる高津監督の下、来季は北村拓が新たな道を切り開く。

(山口 泰史)

 ◆北村 拓己(きたむら・たくみ)1995年8月29日、金沢市生まれ。28歳。十一屋(じゅういちや)ファイターズで軟式野球を始め、星稜中から星稜高に進み、1年春から三塁手でレギュラーとして活躍し、3年夏に甲子園出場。亜大ではベストナイン2度。3年時に大学日本代表。17年ドラフト4位で巨人入り。アイドルグループ「アイドリング!!!」元メンバーの伊藤祐奈さんと、20年1月に結婚。181センチ、90キロ。右投右打。

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