高木豊氏、馬場皐輔は中継ぎ版「第二の大竹」になる 「球に力があって三振も取れる。1イニングも任せられる」

スポーツ報知
馬場皐輔

 出場機会の少ない選手の移籍活性化を目指す第2回「現役ドラフト」が8日に開催され、巨人は阪神から馬場皐輔投手(28)を獲得した。巨人からは北村拓己内野手(28)がヤクルトに移籍する。

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 巨人が馬場だと聞いてビックリした。本当にいい投手が獲れた。リリーフ陣の層が厚い阪神では今季チャンスが少なかったけれど球に力があって三振も取れる。何よりファンの多い阪神というチームで、厳しい場面で重圧を受けながら投げていたという経験が大きい。1イニングしっかり任せられる投手だから来年、中継ぎ版の「第二の大竹」になっても驚かないよね。

 北村拓も来季を考えれば門脇、中山が育ってきてチャンスが減ることが想定されていた。ヤクルトは内野が手薄だし、内野ならどこでもできる北村拓にとってはチャンスだよね。

 2度目の現役ドラフトでは、その馬場や佐々木千、鈴木という元ドラ1もいた。西武が73試合出場の愛斗を出したのにも驚いた。全てではないけれど、いい選手を出さないといい選手を獲れない、というはっきりとした意図が見えた球団もあった。これも細川や大竹という成功例があるからこそで、「ウチではチャンスはないけれど…」という力のある選手を思い切って出せる。個人的にはオリックスが獲得した鈴木なんて、いいお手本がたくさんいるチームだから、大化けする可能性もあるとみている。

 今年も2巡目がなかったけれど、これは開催時期の問題があると思う。ほぼ来季の陣容が固まっている時期だからね。これを、例えば戦力が固まりきっていないドラフトのすぐ後にやってみたら、もっと動きが出てくるかもしれない。まだ新しいシステムだし、一番いい方法を模索していってほしい。

(スポーツ報知評論家・高木 豊)

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