【高校野球】名門進学校・水戸一がセンバツ21世紀枠の関東地区候補校に エースは最速141キロ 30回連続無失点

スポーツ報知
センバツ21世紀枠の関東地区候補校に選ばれた水戸一。飛田穂洲像の前でナインは気持ちを新たにした(カメラ・加藤弘士)

 来春の第96回センバツ高校野球大会(2024年3月18日開幕・甲子園)の21世紀枠の各地区候補9校が8日、日本高野連より発表された。関東では茨城県内屈指の名門進学校・水戸一が選ばれた。21世紀枠については9校のうち2校が、一般選考とともに来年1月26日の選考委員会で決定する。

 水戸一は秋の県大会で快進撃を続け、1971年以来52年ぶりに4強進出。準決勝で常総学院に1-8の7回コールドで敗れはしたが、関東大会出場まで「あと1勝」に迫った。

 躍進の原動力となったのはエースの小川永惺(ひさと・2年)だ。最速141キロをマークし、県大会2次予選から準決勝の3回に3失点するまで、6試合にまたがり30イニング連続無失点と快投を演じた。

 1878年創立の伝統校。野球部も1891年創部と歴史がある。「一球入魂」の言葉で知られる早大初代監督で「学生野球の父」と呼ばれた飛田穂洲氏、早大監督を13年間務め、日米大学野球の開催にも尽力した石井連蔵氏と、殿堂入りした2人の指導者が青春を送った学舎として、野球史にもその名を刻む。日本最古の中等学校野球部同士の対抗戦が水戸中VS宇都宮中だったことも有名な逸話だ。

 旧制の水戸中時代を含め、これまで夏の甲子園には1929年、1930年、1954年と3度出場しているが、センバツはまだない。近年では2021年春に4強、夏8強と着実に実力を増してきた。この時のメンバーは筑波大医学群、京大工学部、一橋大、横浜国大、東京学芸大などに進学。野球で培った粘りを力に、新たな未来を切り開く。

 チームの目標は「甲子園」。文武両道で培った「一球入魂」の集中力を武器に、聖地での校歌を夢見て日々、鍛錬に励んでいく。

【9地区推薦の21世紀枠候補校】

北海道 別海

東北 仙台一(宮城)

関東・東京 水戸一(茨城)

東海 帝京大可児(岐阜)

北信越 富山北部

近畿 田辺(和歌山)

中国 岡山城東

四国 大洲(愛媛)

九州 鶴丸(鹿児島)

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