駿河台大の徳本一善監督の長男・陽が来春、青学大に進学予定 父「修羅の道を選んだ覚悟を認めたい」

スポーツ報知
徳本陽

 第100回箱根駅伝(来年1月2、3日)に2年ぶりに出場する駿河台大の徳本一善監督(44)の長男・陽(ひなた、群馬・東農大二高3年)が来春、青学大に進学予定であることが7日、分かった。陽は5000メートル14分6秒64の自己ベスト記録を持つ全国レベルの選手。全国高校駅伝では1年2区22位、2年4区22位。3年時の今回も東農大二高の主力選手として期待されている。複数の大学から勧誘を受けた中で、青学大を選択したという。

 父の徳本監督は「陽に進路の相談はされていません。『青学大に行く』という報告があっただけです」と冷静に話した。その上で「駿河台大に勧誘するつもりは全くありませんでした。親子が同じチームにいることはチームにいい影響は与えない、と思いますので」と説明した。

 青学大の原晋監督(56)と徳本監督は共に広島県出身で親交が深い。大学駅伝界きっての個性派指揮官は、よく酒を飲み交わし、広島弁で激論を交わすのが常だ。徳本監督は「親として原監督を100%信頼しているし、同じ指導者としては尊敬しています」と話す。

 法大出身の徳本監督は箱根駅伝史上、初めて茶髪とサングラスで走った選手と言われており、多くのドラマをつくった。2年時に1区で区間賞。3年時は2区2位の好走で首位に立った。さらに直後の日本テレビのインタビューでは奇抜なサングラスをかけて登場し、正月のお茶の間を驚かせた。ただ、4年時は2区で途中棄権。喜びも苦しみも味わった。2学年上の坪田智夫・現法大監督(46)、2学年下の黒田将由さん(42)らと活躍し、法大は2000年大会は4区途中まで、2001年大会は5区途中までトップを快走。「オレンジエクスプレス」と呼ばれた。

 黒田さんの長男・朝日は現在、青学大の2年生で主力選手に成長。次男の然(岡山・玉野光南高3年)も来春、青学大に進学予定。原監督は「黒田兄弟と一緒に『グリーンエクスプレス』として箱根駅伝で活躍してほしい」と期待を込めて話した。

 徳本ジュニアとして注目される中、あえて注目度の高い青学大に進む陽に対し、徳本監督はエールを送る。「青学大の練習は厳しいし、来年の青学大の新入生は強い選手が多い、と聞いています。あえて修羅の道を選んだ覚悟を認めたい」。101回大会以降、徳本親子の対決の実現が期待される。

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