安楽智大のハラスメント問題受け選手会がSOS窓口増やす構想 再発防止へ会沢翼会長「何重にも」

スポーツ報知
記者の質問に答える日本プロ野球選手会の会沢会長(右、左は丸理事長=カメラ・豊田 秀一)

 労組・日本プロ野球選手会は7日、大阪市内のホテルで定期大会を開き、チーム内でのハラスメント行為防止策などについて話し合った。

 楽天の安楽智大投手(27)が、後輩選手へのハラスメント行為により自由契約となったことを受け、選手会も再発防止への取り組みを本格化する。総会での議論について、同会の会沢翼会長(35)=広島=は「難しい問題だという話も出ましたし、しっかりとこの問題には向き合っていこうという話もしました」と語った。

 4日に行われたNPBと12球団の実行委では、各球団に複数の相談・通報窓口を設置するとともに、来年2月のキャンプ期間中に全球団でハラスメント防止とコンプライアンス順守の講習会を開くことが決まった。選手会側もNPBや球団側と連係を図る方針で、会沢会長は「球団に言えなかったら選手会に言える窓口、選手会に言いづらかったらNPBさんに言える窓口っていうところだと思います。何重にも、いろんなところの窓口があったら」と、選手が相談をしやすい環境づくりへ向けての構想を示した。

◆FAに代わる新制度求める

 労組・日本プロ野球選手会は7日の定期大会で、現行のフリーエージェント(FA)に代わる新制度の創設を目指し、日本野球機構(NPB)と12球団に交渉を求めることを決議した。

 これまでFA権取得までの年数短縮や人的補償の廃止などを訴えてきたが、会沢会長は「今の制度を手直しするやり方は限度がある。ゼロベースで(新ルールを)設計し、それをたたき台にして交渉を続ける」と話した。今月下旬のNPBとの事務折衝で提案する。

 選手会側が問題提起しているのは、球団側が選手に対しFA以外での移籍や他球団との移籍交渉を認めない「保留権」の考え方。選手会の森事務局長は「球団は投資の回収と戦力均衡と言うけど、納得できない部分がある」と指摘。会沢会長は「(選手が)守られてる部分も多々ある。全部がマイナスではないと思うので話し合いながらやっていけたら」と説明した。また、総会では任期満了となる会沢会長の続投も決まった。

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