伊藤涼太郎、“4人目のイトウ”初招集「アピールしたい」…25歳遅咲きのファンタジスタ

スポーツ報知
伊藤涼太郎

 日本サッカー協会は7日、来年1月1日の国際親善試合・タイ代表戦(国立)に臨む日本代表メンバー23人を発表した。MF伊藤涼太郎(25)=シントトロイデン=が初招集。トップ下を主戦場とする遅咲きのファンタジスタが、アジア杯(1月12日開幕、カタール)への猛アピールを狙う。アジア杯に臨む23選手はタイ戦後に発表される。

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 史上初となる元日の代表戦。初招集されたのは、森保ジャパン4人目の「イトウ」だ。伊藤涼は「日本代表はずっと目指していた場所。素直にうれしく、とても楽しみ」と喜びをにじませた。今夏移籍したシントトロイデンでリーグ15戦2得点1アシスト。中盤で司令塔に君臨する。元日のメンバーを発表した森保一監督(55)が9月に現地視察し、「10番(トップ下)や8番(攻撃的MF)で非常に存在感あるプレーをしてる」と抜てきした。

 遅咲きの天才が花開いた。右足の正確なキック、鋭いターン。憧れの元ブラジル代表ロナウジーニョばりの技術は幼少期から非凡だった。高卒の鳴り物入りで2016年に浦和入りしたが、出場1戦のみ。期限付き移籍した水戸で9得点とJ2で活躍できても、大分や復帰した浦和とJ1で中軸になれず。好不調の波が大きく、ボールが来ないと試合から消えるのも一因だった。

 「このままじゃ終わる」。21年夏に水戸へ2度目の移籍。同世代の三笘、堂安らが東京五輪で活躍する中、J2でもがき、積極的な守備から攻撃につなげるスタイルを磨いた。昨年移籍したJ2新潟を昇格に導き、今季は福岡戦でハットトリックなど17戦7得点、そして海外挑戦。8年間で5クラブと遠回りしながらA代表にたどりついた。

 主戦場のトップ下やインサイドハーフは久保、鎌田ら主力が不在。「選ばれただけではなく、しっかりと自分のプレーを出してアピールしたい」。伊藤涼が元日から国立を沸かせ、代表定着を狙う。(星野 浩司)

 ◆森保ジャパンの「イトウ」 FW伊東純也(30)=Sランス=、MF伊藤敦樹(25)=浦和=、DF伊藤洋輝(24)=シュツットガルト=。

 ◆伊藤 涼太郎 1998年2月6日、大阪市生まれ。25歳。C大阪U―15、作陽高から2016年浦和入り。世代別代表に多く招集された。17~18年と21年に水戸、19年に大分への期限付き移籍を経て、22年に当時J2の新潟へ完全移籍。42戦9得点で優勝とJ1昇格に貢献。23年6月にシントトロイデン(ベルギー)へ完全移籍。Jリーグ通算130試合29得点。利き足は右。175センチ、69キロ。

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