箱根駅伝で往路優勝を目指す城西大 爪先からカーボンプレートが飛び出した新シューズを発表したプーマと契約

スポーツ報知
箱根駅伝で躍進を目指す城西大はプーマジャパンとパートナーシップ契約を結んだ(提供写真)

 第100回箱根駅伝(来年1月2、3日)で往路優勝を狙うほど戦力が充実している城西大とプーマジャパンは6日、パートナーシップ契約を結んだことを発表した。

 城西大は今季学生3大駅伝の開幕戦の出雲駅伝(10月9日)で3位、第2戦の全日本大学駅伝で5位。いずれもチーム史上最高成績となった。出雲の1区で転倒するアクシデントに見舞われて区間10位だったエースの斎藤将也(2年)は全日本大学駅伝4区で区間賞を獲得し、2位に浮上するなど大きな見せ場をつくった。

 さらに全日本大学駅伝から中5日で臨んだ11月11日の日体大長距離競技会1万メートルでは城西大最高記録の27分41秒04をマークしたヴィクター・キムタイ(2年)、27分59秒68で走破した斎藤をはじめ、出場した7選手全員が自己ベスト記録をマークした。その日が52歳の誕生日だった櫛部静二監督は「全員から最高の誕生日プレゼントをもらいました。こんないいこともあるんですね」と最高の笑顔を見せた。

 第100回箱根駅伝は、学生3大駅伝5連勝中の駒大が優勝候補の筆頭。対抗勢力として全日本2位の青学大、同3位の国学院大、同4位の中大が挙がる。城西大も戦力が充実。2区に斎藤、3区にキムタイ、そして、5区には区間記録保持者の「山の妖精」山本唯翔(4年)を擁する往路はパンチ力がある。「チームの目標は総合3位以内。そのためにも往路は優勝を狙っていきたい。駒大は本当に強いですけど、チャレンジしたい」と斎藤は力強く話す。

 勢いに乗る城西大に、プーマはユニホームなどを提供する。シューズの選択は各選手に任されているが、プーマは11月に画期的な新シューズを発表。「ファーストアールニトロエリート2」は爪先からカーボンプレートが飛び出した新タイプの厚底レースシューズ。世界陸連では、ロードレースで使用できるシューズについて、靴底の厚さを40ミリ以内、反発力を生む埋め込みのプレートは1枚以内と規定している。プレートの長さの規定はないため、プーマは「前足部(爪先)まで伸びたカーボン製のプレートがパワフルな推進力と高いランニング効率を実現」したという画期的なデザインのシューズを開発した。

 出雲駅伝(2区4位)、全日本大学大学駅伝(2区10位)で新シューズを使用した山中秀真(4年)は「このシューズの特徴である爪先まで出ているカーボンを本当に最後の蹴るところまで感じることができました。自分の特徴であるラストスパートで最後まで蹴って推進力をあげることができたので、とても自分に合ったシューズだなと思っています」などとコメントした。

 城西大の箱根駅伝過去最高は6位(10年、12年)。出雲駅伝、全日本大学駅伝に続き「自己ベスト」の更新を狙う。「目標は3位。あわよくば往路では1位か2位を狙いたい。無理めの目標を立てることで今季のチームは成長していますから」と櫛部監督は胸を張って話す。100回目の継走で、城西大はダークホース以上の存在だ。

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