日大会見、ヒートアップで予定終了時間を45分オーバー 林真理子理事長ら疲労困憊

スポーツ報知
日大アメフト部を巡る違法薬物事件に関し、会見する林真理子理事長(カメラ・頓所美代子)

 日大アメフト部を巡る違法薬物事件に関し、同大学の林真理子理事長らは4日、都内で記者会見を行った。会見は45社、149人が出席して午後4時から開始し、当初は午後6時終了の予定だったが45分オーバーして終了。報道陣の厳しい質問、指摘、学生から痛烈な意見も飛んだ。最終盤は長い質問に対して「ご質問の趣旨が分かりかねます」と応じるなど、林理事長らは疲れ切った様子だった。

 日大は、アメフト部の薬物事件により、部員3人が逮捕され、廃部の方針が示された。1日の理事会で協議されたが結論は出ず、会見では林理事長は「継続審議」とし、最終的な決定時期は「できるだけ早いうちに。まだ決まっていません」と語った。

 また、一連の対応について「本学アメリカンフットボール部員、違法薬物で逮捕、起訴され、また大学においても一連の対応、関係者のみなさま方に深くお詫び申し上げます。学校法人としての信頼を損なう、このような事態を招いたことを深く反省しております」などと謝罪した。

 林氏は減俸50%(6か月)となり、酒井健夫学長は来年3月、沢田康広副学長は今月末に辞任する。

 ◆日大アメフト部の薬物事件経過

 ▽8月3日 警視庁が寮を家宅捜索

 ▽同5日 警視庁が部員の北畠成文容疑者を逮捕。同部は無期限活動停止処分

 ▽同8日 日大が会見を開く。部内での違法薬物まん延の可能性について「把握していない」と説明

 ▽同10日 日大が部の活動停止処分を解除。関東学生連盟がリーグ戦出場資格の停止を決定

 ▽同22日 警視庁が2度目の家宅捜索。別の部員4人を任意聴取

 ▽同24日 日大が薬物事件を巡る大学側の対応を検証する「第三者委員会」設置

 ▽同25日 東京地検が麻薬取締法違反(所持)の罪で、北畠容疑者を起訴

 ▽9月1日 日大が再び部を無期限活動停止に

 ▽10月16日 麻薬特例法違反(大麻譲り受け)で2人目の部員逮捕

 ▽同23日 日大への23年度私学助成金全額不給付が決まる

 ▽同31日 第三者委員会が会見し「情報を都合良く解釈し、自己を正当化する姿勢が顕著」「ガバナンス(組織統治)が機能不全に陥った」と指摘する報告書を公表

 ▽11月17日 日大が改善計画の検討委員会を設置

 ▽同27日 麻薬特例法違反の疑いで3人目の部員逮捕。沢田副学長が林理事長からパワハラを受けたとして1000万円の損害賠償を求め提訴

 ▽同29日 廃部の方針が固まる。臨時理事会で林理事長の減俸6か月、酒井学長、沢田副学長の辞任を決定

 ▽同30日 日大が改善計画を文科省に提出。「『日大内のことは日大内で収める』という強固なムラ社会の意識」「秘密主義」などを列挙

 ▽12月1日 北畠被告が初公判で容疑を認める。「(沢田副学長が)もみ消してくれると思った」とも述べる

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