今月末辞任の日大・沢田副学長は「異常な発想をされる方」…アメフト部薬物事件会見

スポーツ報知
日大アメフト部を巡る違法薬物事件に関し、会見する林真理子理事長(カメラ・頓所美代子)

 日大アメフト部を巡る違法薬物事件に関し、同大学の林真理子理事長らは4日、都内で記者会見を行った。日大は先月30日に文部科学省に改善計画を提出しており、今後の学校運営などについて説明。薬物事件により、部員3人が逮捕、1人が書類送検され、廃部の方針が示されたアメフト部については「継続審議」とした。

 薬物事件を巡る大学側の対応を検証する「第三者委員会」の調査で、アメフト部の寮から大麻の可能性がある植物片を発見しながら警察に届けず保管した沢田康広副学長は「最も責任が重い」とされ、今月末で辞任が決まっている。一方で沢田氏は林理事長からパワハラを受けたとして、1000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

 沢田氏について、会見に出席した第三者委員会答申検討会議の久保利英明議長は「12日間もブツ(大麻とみられる植物片)を保管されるなど、異常な発想をされる方」とバッサリ。副学長と理事を兼務していたことにも疑問を呈した。

 ◆日大アメフト部の薬物事件経過

 ▽8月3日 警視庁が寮を家宅捜索

 ▽同5日 警視庁が部員の北畠成文容疑者を逮捕。同部は無期限活動停止処分

 ▽同8日 日大が会見を開く。部内での違法薬物まん延の可能性について「把握していない」と説明

 ▽同10日 日大が部の活動停止処分を解除。関東学生連盟がリーグ戦出場資格の停止を決定

 ▽同22日 警視庁が2度目の家宅捜索。別の部員4人を任意聴取

 ▽同24日 日大が薬物事件を巡る大学側の対応を検証する「第三者委員会」設置

 ▽同25日 東京地検が麻薬取締法違反(所持)の罪で、北畠容疑者を起訴

 ▽9月1日 日大が再び部を無期限活動停止に

 ▽10月16日 麻薬特例法違反(大麻譲り受け)で2人目の部員逮捕

 ▽同23日 日大への23年度私学助成金全額不給付が決まる

 ▽同31日 第三者委員会が会見し「情報を都合良く解釈し、自己を正当化する姿勢が顕著」「ガバナンス(組織統治)が機能不全に陥った」と指摘する報告書を公表

 ▽11月17日 日大が改善計画の検討委員会を設置

 ▽同27日 麻薬特例法違反の疑いで3人目の部員逮捕。沢田副学長が林理事長からパワハラを受けたとして1000万円の損害賠償を求め提訴

 ▽同29日 廃部の方針が固まる。臨時理事会で林理事長の減俸6か月、酒井学長、沢田副学長の辞任を決定

 ▽同30日 日大が改善計画を文科省に提出。「『日大内のことは日大内で収める』という強固なムラ社会の意識」「秘密主義」などを列挙

 ▽12月1日 北畠被告が初公判で容疑を認める。「(沢田副学長が)もみ消してくれると思った」とも述べる

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