ブライトン・三笘薫「数的優位活かせなかった」10人のチェルシーに2―3惜敗、次戦は「粘り強く戦わなければいけない」

スポーツ報知
三笘薫(ロイター)

◇プレミアリーグ第14節 チェルシー3-2ブライトン(12月3日、英国・ロンドン・スタンフォード・ブリッジ)

 12月3日、英国では前日に引き続きプレミアリーグの第14節が5試合行われ、日本代表MF三笘薫(26)が所属するブライトンはアウェーでチェルシーと対戦。三苫は怪我明けで臨んだ11月30日のヨーロッパリーグ戦で69分間プレーした影響か、中2日のリーグ戦はベンチスタート。しかし2-1の1点ビハインドの後半12分でデ・ゼルビ監督は三笘をはじめ、一気に4人のサブを投入。雨が降りしきるアウェーのピッチでアディショナルタイムの15分を含め、48分間プレーした。

 試合終了のホイッスルを聞くと、3ー2の敗戦にも関わらず、三苫はアウェー席を埋めたブライトン・サポーターに歩み寄り、ピッチ上から拍手を送った。しかし控え室へと戻るトンネルへ向かう途中では納得できないという表情を隠さず、首を横に振りながら歩いていた。

 前半17分にフェルナンデス、そして21分にコルウェルと立て続けにコーナーキックからヘディングでゴールを奪われて、今季不調とはいえ、強豪のチェルシーにアウェーであっという間に2-0にされた。しかし同43分にブオナノッテが1点を返すと、この2分後の前半45分、浮き足立ったチェルシーのキャラガーが2枚目のイエローカードを受け取り累積退場。試合が急展開した。

 三苫が登場したのはブライトンが数的優位で完全にポゼッションを支配した後半12分。10人のチェルシーを相手に同点、逆転も狙える時間帯だった。

 ところがこの試合の4点目を奪ったのはチェルシー。後半16分、交代したばかりのミルナーがチェルシーのムドリクをPA内で倒し、VARの結果PK判定。先制点を奪ったフェルナンデスがこのPKを決めて、10人のホーム・チームが3-1とリードを広げた。

 2点のクッションができたことで、チェルシーは残り時間を徹底的に守る選択をした。ブライトンはポゼッションを68%支配して18本のシュートを放ち、そのうち9本を枠内に集めたが、後半アディショナルタイム2分にペドロが奪った2点目だけがゴールラインを割り、3-2の惜敗となった。

 右足の太ももを痛めて代表戦を見送り、11月25日のノッティンガム・フォレスト戦を完全欠場した三苫は、3日前のヨーロッパリーグ戦で復帰したばかり。このチェルシー戦では再三、左サイドで仕掛けて得点のチャンスを狙ったが、相手の分厚い守備に阻まれた形で、決定的な役割は果たせなかった。

 試合後「コンディションは良かった」と話して、怪我の影響はないとしたが、「相手がプレスで来る中で、やっぱり最後のところで入り切れないところが多かった」と三笘。10人となってなりふり構わず守ったチェルシー戦の難しさを噛み締めていた。

 確かに怪我人が多く、先発が定まらない現在のチーム状況だが、「数的優位を活かせなかったのは僕らの今の実力」と話して今季の4敗目の苦渋を受け止めた26歳日本代表MF。最後に「守備からしっかり入って、粘り強く戦わなければいけない」と続けて、中2日で臨む次戦ホームのブレントフォード戦を睨んでいた。

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