【巨人】阿部慎之助監督 超異例!新人全5人キャンプ1軍スタートへ サバイバル予告「全てにおいて競争」

スポーツ報知
巨人OB会総会であいさつする阿部慎之助監督

 変革を掲げる巨人に新たな刺激が加わる。阿部監督は2月の宮崎キャンプの新人の振り分けについて「元気だったら全員1軍スタートさせようかなと思っています」と構想を明かした。例年なら高卒だけでなく大卒選手でも2軍で焦らずじっくりというケースもあるが、支配下のルーキー全員が初日から1軍は極めて異例。スタートからサバイバルの輪に入れて競わせる。

 起用法は慎重に見極めるが、投手はドラフト1位の中大・西舘が最速155キロ右腕、同2位のホンダ鈴鹿・森田、同5位の日本生命・又木は左腕で、いずれも先発も救援もできる。3位の日立製作所・佐々木は走攻守そろった中堅手候補、4位のNTT西日本・泉口は二遊間を守れる強打の内野手。「即戦力と思って全員を指名した」と1年目からの活躍を願う。

 チームは20代前半の将来性豊かな若手が多い。「高卒で成長してきている年代があるので、そういうのを加味してああいうドラフトになった」。新人最年長の森田は2月で27歳。来年優勝するために高校生は育成指名のみとし、支配下は経験豊富な選手をそろえた。

 順調に階段を上ってもらうためには、1月上旬の入寮までの過ごし方が重要になる。「けがなく自主トレをしっかりやってもらえたら。ジャイアンツのユニホームを着ると疲れるんです。心と体の準備をしてきてもらえれば。(1月の)合同自主トレも見て、様子を聞いて(キャンプ振り分けを)最終決断したい」。まず求めるのは万全の体調でプロの門をくぐることだ。

 新人5人全員が1軍スタートとなれば、他の選手にとって大きな刺激になる。「全てにおいて競争。少ないチャンスをどうつかんでいくかというのは、この世界でやっていける秘けつでもある。そこを取り合ってほしい」。高いレベルの争いがチーム力アップにつながる。

 この日は都内でOB会総会に出席。大先輩から激励を受けた。「来年は(球団創設)90周年で節目の年。『現場は思い切ってやるだけだ。OB会のことは気にすんな』と言ってくださった。僕もいちOBとしてジャイアンツが良くなってほしい、いい球団であってほしいと思う」と決意を新たにした。大きな希望を胸に2・1から新人を1軍の土俵に上げる。(片岡 優帆)

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