高校野球女子選抜メンバーが「vsイチロー」を振り返る…三塁打の花巻東・末木希依「歓声が全部自分に」

スポーツ報知
イチローさんからもらったサイン色紙を手に笑顔の花巻東・末木

 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(50)が中心となり結成された、「イチロー選抜KOBE CHIBEN」と高校野球女子選抜との一戦が11月21日に行われた。東北勢ではクラーク仙台(宮城)から青木智美投手と国井奏碧(かなみ)捕手(ともに3年)、花巻東(岩手)から末木希依外野手(3年)が参加。それぞれの“VSイチロー”を振り返った。(取材・構成=有吉広紀)

 初めてイチローさんを間近で見たのは、試合前の打撃練習だった。「テレビの人というか、憧れの存在。下半身の筋肉がすごかったです」と青木。そんな雲の上の存在と青木は投手として、国井は捕手として“真剣勝負”した。

 先発した青木は2回1死走者なしでの対戦に「どこに投げても打たれるんじゃないか、というオーラがありました」。それでも低めの変化球で一ゴロに打ち取り、「抑えたいと思っていたので自信になります」と振り返った。国井は異なる投手をリードして2度対戦。7回は変化球を2球続けた後、外角直球で3球勝負して見逃し三振を奪い「思い通りのボールを投げてくれた」。だが9回は初球の変化球を打たれ、「修正力や観察力(の高さ)を感じた。私も気づけるようになりたい」と見習うつもりだ。

 試合翌日、イチローさんから直接話を聞く機会があった。2人の胸に響いたのは「毎日限界をむかえる練習をしている」という言葉だ。国井はイチローさんが138キロを計測したことに「限界まで追い込むことで成長することを証明してくれた。もっと頑張らないといけない」。レジェンドから学んだことすべてを生かし、プレーを続ける。

 

 ◆三塁打の花巻東末木「歓声全部自分に」 

 球場の歓声を一身に浴びた。2回1死走者なしで打席に立った花巻東・末木は、カウント1―2から外角高めの直球を強振。打球は右翼手の左横を抜けてフェンスまで到達し、三塁打となった。「(2ストライク後)ノーステップにして、指2本くらいバットを短く持ってミートを意識した。いい感じで伸びてくれて、いいところに落ちてくれました」と振り返った末木。チーム初安打に「ベンチを見たらみんな喜んでくれて、スタンドを見たらすごいな、と。歓声が全部自分に来る感じでした」と笑顔を見せた。

 50歳になってもプレーを続けるイチローさんに刺激を受けた。「どうして続けられるんですか?と聞かれて、『野球が好きだから』と答えていた。自分も好きだから、できるだけ続けていきたい」。イチローさんに負けない笑顔と元気で、女子野球をもっともっと発展させる。

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