【楽天】安楽智大のハラスメント 疑惑発覚後の迅速な対応は球団の誠実さの表れ

スポーツ報知
安楽のハラスメント問題で会見を行った、楽天の森井球団社長

 楽天は30日、複数選手に対するハラスメント行為を行った安楽智大投手(27)と来季の契約を結ばないことを発表した。選手、スタッフら137人に送付したアンケート調査により直接的な被害を受けた選手が10人に上ったことが判明。事態を重く見た森井誠之球団社長(49)が29日に本人に対し「自由契約」とする旨を伝えた。球団は今後、ハラスメント行為による再発防止のための研修、指導を行っていくとした。

 * * *

 25日に安楽によるハラスメント疑惑が明るみに出てから、30日に自由契約を正式発表するまでの6日間で球団は迅速な対応を取った。8月に就任した森井球団社長はチーム内にハラスメント行為があった事実を把握しきれていなかった中で、実態解明のためアンケート調査を行い、その結果をしっかりと開示した点は、球団としてこの問題と向き合っている誠実さの表れと評価できる。

 一方で安楽のハラスメント行為が「なぜエスカレートしてしまったのか」という原因の本質までは明らかにされていない。「今後は何でこういうことを繰り返していたのか、ヒアリングをして根絶していかないと、なぜ(被害を)言えなかったのかが分からないことになってしまう」と継続調査を行い、徹底究明する考えを示した。

 同席した球団の顧問弁護士も「強い言動とか、球団として必要に応じて指導、改善しなければならないと思われるものが複数件ある」と指摘したように、これで全てが解決した訳ではない。森井社長は高校まで野球に打ち込んだ熱血漢。全力で取り組み、この際に膿(うみ)を出し切ってもらいたい。

野球

×