プーマが爪先からカーボンプレートが飛び出した新シューズ発表 「箱根駅伝でシェア6・5%を目指す」

スポーツ報知
プーマジャパンの新シューズを説明した安藤悠哉氏

 大手スポーツメーカーのプーマジャパンが30日、東京・渋谷区で、爪先からカーボンプレートが飛び出した新タイプの厚底レースシューズ「ファーストアールニトロエリート2」など4モデルの説明会を行った。

 世界陸連では、ロードレースで使用されるシューズについて、靴底の厚さを40ミリ以内、反発力を生む埋め込みのプレートは1枚以内と規定している。プレートの長さの規定はないため、プーマは「前足部(爪先)まで伸びたカーボン製のプレートがパワフルな推進力と高いランニング効率を実現」したという画期的なデザインのシューズを開発した。

 プーマジャパン商品企画本部の安藤悠哉氏は「突き抜けた構造です」と話す。青学大が箱根駅伝で初優勝した2015年大会と3冠を達成した2017年大会と2度も優勝のゴールテープを切った経験を持つ安藤氏は「(前作モデルより)ストライドが1・2%長くなるというデータがあります」と専門的に説明。説明会に出席したコニカミノルタの米満怜は、初めて新シューズを履いた時の印象について「キターッ!という感じ。ボーン!と進む感じです」と笑顔で語った。

 2017年にナイキが厚底シューズを開発して以降、トップランナーが使用するシューズのシェアでナイキ1強の状況が続いている。

 箱根駅伝出場選手のシェアでは、2021年大会で驚異の95・7%(210人中201人)を記録した。その後、アディダスとアシックスが巻き返しを始めたが、それでも2023年大会ではナイキが依然、73・3%(154人)の高い数字となっている。

 プーマは2022年に0・5%(1人)、2023年に3・3%(7人)と増加。プーマのランニングカテゴリーリーダーの今井健司氏は「2024年大会では15人(出場230人で6・5%)を目指します。将来的には30%を目標としています」と意欲的に話した。

 第100回箱根駅伝は、史上初の2年連続3冠&学生3大駅伝6連勝を目指す駒大が優勝候補の筆頭。現在、3大駅伝で21区間連続で首位を快走中の駒大に対し、全日本大学駅伝2位の青学大、同3位の国学院大、同4位の中大などが対抗勢力に挙がる。

 使用シューズのシェア争いでも、1強のナイキに他メーカーがどこまで迫れるか、注目される。

 最近5年の箱根駅伝出場選手の使用シューズのメーカー別シェアは以下の通り(スポーツ報知調べ)。

 ▽2019年(230人)

 <1>ナイキ 41・3%(95人)

 <2>アシックス 22・2%(51人)

 <3>アディダス 17%(39人)

 <4>ミズノ 10・4%(24人)

 <5>ニューバランス 8・7%(20人)

 <6>ミムラボ 0・4%(1人)

 ▽2020年(210人)

 <1>ナイキ 84・3%(177人)

 <2>ミズノ 4・3%(9人)

 <2>ニューバランス 4・3%(9人)

 <4>アディダス 3・3%(7人)

 <4>アシックス 3・3%(7人)

 <6>デサント 0・5%(1人)

 ▽2021年(210人)

 <1>ナイキ 95・7%(201人)

 <2>アディダス 2%(4人)

 <3>ミズノ 1・4%(3人)

 <4>ニューバランス 1%(2人)

 ▽2022年(210人)

 <1>ナイキ 73・3%(154人)

 <2>アディダス 13・3%(28人)

 <3>アシックス 11・4%(24人)

 <4>ミズノ 1%(2人)

 <5>ニューバランス 0・5%(1人)

 <5>プーマ 0・5%(1人)

 ▽2023年(210人)

 <1>ナイキ 61・9%(130人)

 <2>アディダス 18・1%(38人)

 <3>アシックス 15・2%(32人)

 <4>プーマ 3・3%(7人)

 <5>ミズノ 0・5%(1人)

 <5>ニューバランス 0・5%(1人)

 <5>アンダーアーマー 0・5%(1人)

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