梅島三環子アナ 「魚網」リサイクル事業を取材し印象に残った言葉「この世に価値のないものはない」…仙台放送アナウンサーコラム「書ける」

スポーツ報知
「魚網」のリサイクル事業を取材した梅島アナ

 2015年に国連サミットにおいて国際目標として採択された「SDGs」。この8年でSDGsという言葉も概念もかなり私たちになじみ深いものになってきたのではないのでしょうか。持続可能な社会の実現に向け、様々な取り組みが国内外を問わず進んでいます。

 先日、「仙台放送Live News イット!」(月~金、午後3時45分~午後7時、宮城県内のニュースは午後6時9分~)で、気仙沼で取り組まれている「漁網」のリサイクル事業について特集しました。漁網をリサイクルして作るものはナイロン製の糸や生地です。

 この事業に取り組むのは、気仙沼市に本社を置く漁具の資源化を考えるベンチャー企業。今年5月に起業したばかりです。26歳の若き社長は、大学1年生のころから気仙沼市唐桑町を何度も訪れ、この土地や人の魅力にほれ込み、この地域を盛り上げる仕事がしたいと移住を決意しました。どんなことができるか、一から考えた結果「命がけで漁をしている漁師さんが使ったものだからこそ出る価値がある」と考え、通常は産業廃棄物として処理される漁網に着目しました。地元の漁業組合とも今月、協定を結び1年に10トンの回収を目指します。これからは、この糸や生地を武器にアパレルメーカーなどと手を組み気仙沼発のサステナブル素材を世界に広めていくことを目指しています。

 取材を通し、社長の話していた言葉が印象に残っています。「この世に価値のないものはない」。当たり前にゴミと思っていたものも、柔軟な発想で見方を変えれば資源として生まれ変わることができるのかもしれません。

 これからは、気仙沼だけでなく世界の漁師さんとがって漁港ごとの素材も作っていきたいとも語っていた社長。可能性は色んな所に潜んでいるなと実感した取材でした。

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