西山朋佳女流名人へ挑戦決めた里見香奈女流四冠 一問一答「幸運だった」2期ぶり番勝負へ

スポーツ報知
女流名人戦挑戦者決定プレーオフに臨んだ里見香奈女流四冠

 岡田美術館杯第50期女流名人戦挑戦者決定プレーオフが29日、東京・渋谷区の将棋会館で指され、後手の里見香奈女流四冠=清麗、女流王座、女流王位、倉敷藤花=が内山あや初段に勝利し、西山朋佳女流名人=白玲、女王、女流王将=への挑戦権を獲得した。

 里見への囲み取材、主な一問一答は以下の通り。

 ―女流名人戦挑戦が決まった。

 「今期はちょっと2敗してしまった時点で厳しいと思っていたので、すごく幸運だったと思います」

 ―五番勝負第2局には地元・出雲。今期は新たに第4局では広島対局がある。

 「出雲市は地元を離れてからも応援してくださってますし、対局者という形で帰ることができてすごくうれしいですけど、その反面、しっかりとした将棋を指さないといけないと思っています。広島も同じ中国地方でうれしく思います」

 ―新年すぐに番勝負となる。年末年始の過ごし方は。

 「しっかり休んで、体調面も気をつけながら過ごしていけたらと思います」

 ―女流名人という称号への思いは。

 「一番最初に獲得したのが高校生のとき。それからたくさん戦わせていただいて、すごく成長させてもらった棋戦。今期もすこしでも何か得られるように戦えたらと思います」

 ―本日の序盤の印象は

 「あまりない出だしだったので、向かい飛車になって、そこからは力戦に。先後は違いますけど、(リーグで)前戦った将棋になるのかなという気もしてましたし、そのあたりは一手一手考えて指せればと思っていました」

 ―リーグで内山に敗れた一局は反省が残る?

 「なんか一手一手ちぐはぐな感じでしたし、ちょっと強引な仕掛けをしちゃったので、そこからはうまくとがめられて。終盤もうっかりがあって、落としてしまった将棋でした」

 ―内山がプレーオフまできた印象は

 「すごく将棋も安定して勝たれてましたので、純粋に対局相手としてどういう作戦でいったらいいのかなと考えて今日まで過ごしてました」

 ―西山と女流名人戦の番勝負では初めて戦う。

 「年も変わって気持ちも新たになりますし、しっかり対策を立てて挑めたら」

 ―2人の全局集もでるが。

 「注目していただけることはありがたく、うれしく思う。指してきた将棋を大事にしつつ、過去の将棋を今後に生かせるように常に考えていけたら」

 ―西山さんの印象

 「切れ味するどくて、魅力的な棋風。将棋を指していても西山さんが攻めて私が受けるという展開も結構あるのかなと思っていて、将棋を指していても、新鮮な手が飛んでくることも多い。対局を重ねて自分も棋力向上していけたら」

 ―内山さんの将棋はどのような将棋?

 「安定感のある序中盤で、よくなってからも割と崩れず、悪くなっても粘り強く指される印象があります」

 ―世代が違うことは意識するか。

 「最近は学生の女流棋士も増えてきて、皆さんよく勉強されている印象がありますので、棋譜を見ていても序盤戦も昔に比べてもうまく指されている印象があって、自分自身も上を目指して頑張っていかないといけないなと思っています」

 ―女流名人返り咲きへの思いは。

 「女流名人を持っていたときは年明けからいつも番勝負があってというスタートでしたので、来年はそういうスタートが切れることはうれしく思いますし、地元開催もしていただいて、各地長年愛情を持ってお出迎えしていただいていますので、毎回うれしく思いますし、励みになる棋戦かなと思います」

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