2020年夏に甲子園の夢絶たれた球児らが聖地で入場行進 聖隷クリストファーOB大橋琉也さん宣誓「未練に終止符打つ」

スポーツ報知
選手宣誓する聖隷クリストファーOBの大橋琉也さん(カメラ・豊田 秀一)

 2020年夏にコロナ禍で全国高校野球選手権大会が中止となり、甲子園出場の夢を絶たれた当時の高校3年生が中心の大会「あの夏を取り戻せ~全国元高校球児野球大会2020―2023~」が29日、兵庫・西宮市内の甲子園球場で開幕した。20年夏の代替大会で優勝した高校を中心に全国42チームが参加した。

 午前中に各チーム5分ずつのシートノックを行い、午後から開会式で入場行進の後、聖隷クリストファーOBで在学当時「4番・捕手」だった大橋琉也さん(21)が選手宣誓をした。以下は宣誓文。

 「2020年5月20日、戦後初めて甲子園大会が中止となった日のことを私たちは忘れません。私たち球児にとって高校生活のすべてといわれるほどの大きな目標を失い、ある者は野球を続け、ある者は野球から離れ、3年の時がたちました。過去の全てを取り戻せないことを私たちは知っています。それでも未練に終止符をうち、これからも続いていくそれぞれの人生に向き合うため、私たちはあの夏にこだわります。そして新型コロナウイルスによって様々な苦しみを受けたこの世代、また世界の人々の力になれるよう一投一打に思いを込めて、正々堂々と戦い抜くことを誓います」

 開会式後は特別試合を開催中。抽選により選ばれた4校により、佐久長聖(長野)―松山聖陵(愛媛)、関大北陽(大阪)―倉吉東(鳥取)のOB戦2試合が行われる。その他の参加チームは30日と12月1日に、兵庫県内の5球場(姫路ウインク、明石トーカロ、三木総合、高砂、尼崎ベイコム)で交流戦に臨む。

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