【阪神】岡田彰布監督、MV村上頌樹のすごさは負け方「一番助かったのは完投負け」「6敗して防御率が」一問一答

スポーツ報知
スピーチする正力松太郎賞の岡田彰布監督(カメラ・堺 恒志)

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 38年ぶりの日本一に輝いた阪神から村上頌樹投手が最優秀選手と新人王をダブル受賞した。1980年の木田勇(日本ハム)、90年の野茂英雄(近鉄)以来3人目、セ・リーグでは初の快挙。最優秀防御率(1・75)のタイトルにも輝いた。日本一にふさわしく、ベストナインを含め、6人の選手が表彰。岡田彰布監督も最優秀監督と正力松太郎賞を受賞した。

 

 以下は岡田監督の一問一答

―日本一なってから東京は初めて

「初めてやから言うてるやんか、新幹線のワゴン(販売)がなくなったって」

―選手は6人が表彰。活躍を実感できる場では

「そうやなあ。ベストナインまで取れたもんな」

―ベストナインやゴールデングラブ賞の要員にはポジション固定も

「まあ、それはあるやろうね、やっぱりね。専門職やからね、外野以外はな。外野も分けたらいいのになあ」

―阪神の選手がタイトルを取れない時代もあった

「やっぱりそれはチームが勝ったからやで。そら、選手が頑張ったから勝ったんやけど。みんなが頑張ったから」

―近本の盗塁、大山の出塁率など各選手の持ち味が

「持ち味というか、大山の最高出塁率とかそんなん、去年までの数字を見ても考えられへんかったことやろ。まあ、一番はフォアボールの数が加味されるわけやろ、出塁率やからな、結局は。そのへんが去年までとの変化、違いやろな」

―村上が最優秀選手と新人王のダブル受賞

「ダブル受賞になったん? 決まったん?」

―野茂英雄以来。

「何十年ぶりや、それ?」

―過去に木田勇、野茂のみ

「木田は俺と一緒の年やもんな。すごいな。でも、ピッチャーばっかりなんやな。まさかな、2月にそんなん思えへんやん。えらい人生変わってしもうたな、あいつもな。まあ、それは頑張った結果やからな」

―今季初先発した東京Dでの7回パーフェクトが転機

「あれで投げてて打たれて負けてたら、自信をなくしてたかも分からへんで。だからあれは、あの試合だけのことじゃないからな。結局あれで『よし、これで村上は今年いける』という、あの試合の勝ち負けより、これで自信を付けてローテーションで回っていけるっていう、そのスタートやからな。あの試合がどうなっていたかというよりも、後が大事やったと思うよ。それは分からへんわけやからな。(完全試合を)達成したかどうか」

―交代を迷ったが

「交代は迷ってない、6回に代えよと思ってた。本当は6回に代えよと思ってたよ。あの7、8、9番にええ当たり打たれて、あれ中野のファインプレーなかったらヒットになってるよ。2回り目終わってな、(7回は)3回り目やったからな。打順まではもう1回いこかな思たけどな」

―村上はまだまだ伸びる

「いやもう、そら初めてやからなあ。今年がプロ初勝利やろ。2年間ファームでな、ある程度力つけて今年が本当のスタートの年でなあ。途中からずっといって今年は10勝したらっていう目標があったけど、またこれで目標は上になるんちゃうか。当然、今度は開幕からローテーション入るわけやからな」

―何勝を期待

「何勝は分からんけどな、でも6敗して防御率とるいうたら、大したもんや」

―自信もつけた

「だから最後、クライマックスも日本シリーズも初戦は村上で行ったわけやからな。でもあれやで、俺が村上で一番助かったのは楽天で完投してくれたことやな。完投負けしてくれたことや。(前日に)延長12回やって、移動日なしで。あの時、もう今日は一人で勝っても負けてもええから投げてくれ思とったもん。DHあったから良かった、(打順が)回ってこんからな。あの試合は負けたけど、ホントもう、最後まで投げてくれて他のピッチャーが休めて、村上様々やったで、ホンマ」

―そういうことができるのは先発の柱

「そら、完投いけるいうことやからな。セ・リーグは競っててチャンスが来たら代打送らなあかん場面出てくるけど。DHやったらああいう形で、全然普通に完投できるっていうことやな」

―制球が良く球数も少ない

「あれは交流戦やけど、もう何ていうか、試合の流れをつかんでたんちゃう? 先発として。最初は目いっぱいいってたと思うよ。9回投げ切ろうとかじゃなしに、一イニング一イニングの積み重ねで先発やってたと思うけど、もうあの頃は自分一人で投げ切ろうというな、そういう先発としてイニングを稼ぐというのをつかんでたんちゃうかな」

―安心して見ていられた

「フォアボール出さない、連打食らわない。そんな点やらない、それが防御率になったと思うけど。一番安心できるよ、やっぱりコントロールいいのが一番やな」

―最優秀選手の得票上位は阪神ばかり

「あとは近本やったんか? 誰でもよかったんちゃう。まあ、でもインパクトがあったな、やっぱりな、そういう意味で村上やったのかもなあ。クライマックス、日本シリーズで初戦に投げて勝ってな。そういうインパクトもあるんちゃう? やっぱ大事なところで勝ついうことは、それだけ価値はすごいと思うからな」

―阪神は本塁打王がなかなか出ない

「まあ、それはなあ。そら、東京ドームとだいぶちゃうで、甲子園と。打席に立った気分がちゃうやんか。レフト見たら、すぐそこに見えるやん、東京ドーム。できたころは広いという感じやったけどな。ボールも飛ぶしな、(無風の)ドームは。それは同じ条件じゃない。タイガースで取ろうと思ったら、ビジターで打たなあかんわな、名古屋以外でな」

―いずれは出てほしい

「ラッキーゾーンつくったら相手も増えるしな。難しいけど、いつかそら出てくるやろ」

―きのう、納会のあいさつで開幕投手候補と目が合ったと

「最初『む』言うて、村山実と言ったろうと思ったんやけど。目、合うてないよ」

―村上は全く目が合っていないと言っていた

「(爆笑して)何でもええわ、別に」

―白紙か

「そら分からへん、分からへん。村山実まで言うた方が良かったかな」

―ドラフトと同じネクタイだが、思い入れがあるのか

「まあな。きょうは黄色にせなあかんなと思ってたわ」

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