【オリックス】山本由伸、史上初のMVPと沢村賞3年連続受賞手土産にメジャーへ 「もっと努力」

スポーツ報知
セ・リーグMVPと新人王をW受賞した村上頌樹(左)と、パ・リーグMVPの山本由伸が笑顔でがっちり握手、健闘をたたえ合った(代表撮影)

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 パ・リーグではオリックスの山本由伸投手(25)が3度目のMVPに選出された。3年連続は山田久志(阪急)、イチロー(オリックス)に続く史上3人目の快挙。新人王は同・山下舜平大投手(21)が選ばれた。

 表彰式の最後に壇上でスポットライトを浴び、山本の白い歯がきらりと光った。259もの1位票を集め、史上3人目の3年連続MVPを受賞。イチロー(94~96年)以来の快挙に「野球界の大先輩で、オリックスの先輩。同じことができたのはうれしいですけど、偉大な大先輩なので少しでも追いつけるように日々、頑張っていきたい」と表情を引き締めた。3年連続の沢村賞との同時受賞は史上初。今オフのポスティングシステムによるメジャー移籍を前に、NPB7年間の集大成を彩った。

 3月のWBC世界一に貢献して始まった一年。左足をすり足気味に踏み出す新フォームを試行錯誤しながら、9月9日のロッテ戦(ZOZO)で2年連続のノーヒットノーランを達成するなど、当然のように好成績を収めた。最多勝(16勝)、最優秀防御率(1・21)、最多奪三振(169)、最高勝率(7割2分7厘)で前人未到の3年連続リーグ4冠。チームのリーグ3連覇の象徴になった。

 喜びをかみしめつつ、次なるステージも見据える。米球界のレジェンドとなったイチローは当然、目指すべき存在。神戸市内での新人合同自主トレの時に、あいさつした際もオーラは抜群だった。「もう、スーパースター。イチローさんはみんなが憧れていると思いますし、僕ももちろんその一人。少しでも近づけるように頑張りたいと思います」と決意をにじませた。

 MVP、沢村賞、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞を含めて3年間で計24冠を手にし、旅立つ準備は整った。「またスタートラインに立つので、もっともっとレベルアップしていかないといけない。とにかく一日一日、大切に、もっと努力を積み重ねていけたらと思う」。偉大な背中を大目標に、由伸の新たな挑戦が始まる。(小松 真也)

【記録メモ】 山本(オ)が3年連続3度目のMVP。3度以上は最多9度の王貞治(巨)、5度の長嶋茂雄(巨)、野村克也(南海)、3度の山本一人(南海)、川上哲治(巨)、山田久志(阪急)、イチロー(オ)、松井秀喜(巨)に次いで9人目。パでは野村、山田、イチローに次ぎ4人目。3年連続は、76~78年の山田、94~96年イチローに並ぶ最多連続年数になる。

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