三原舞依 右足首けが乗り越え今季初戦「ここでは終われない。乗り越えてカムバックする」NHK杯女子SP

スポーツ報知
演技を終え、笑顔でハートマークを見せる三原舞依(カメラ・小林 泰斗)

▽GPシリーズ第6戦・NHK杯 女子ショートプログラム(11月24日、大阪・東和薬品RACTABドーム)

 右足首のけがを乗り越え、今季初戦を迎えた三原舞依(シスメックス)は、62・82点で日本勢トップの4位発進。冒頭のダブルアクセル(2回転半)を降り、3回転フリップー2回転トウループの連続ジャンプを着氷。最後の3回転ルッツもしっかりと降りた。ステップやスピンでは全身を伸びやかに操った滑りで魅了し、演技後は小さくガッツポーズした。演技後の主な一問一答は以下の通り。

 ―演技を終えての感想を

 「まず6分間練習の前にたくさんのバナーが見えて、ほんとにあたたかい舞台にこうして帰ってくることができて、何よりも幸せなんだっていうように、ほんとにうるうるしてたんですけど。しっかり今の自分のできることを全力で出し切ることが感謝の思いを伝えられることかなと思ったので、試合で初めてのSPだったんですけど、細かいところまで一つ一つを意識して集中して滑れたかなと思います」

 ―自身のGP初戦は欠場して、出られなかった試合の分も込められた?

 「ほんとに、中国杯に出られなかったのは、ほんとに悔しくて、悲しくて。ほんとに大変だったんですけど、ほんとにたくさんの方々がこうして待って下さってて。会場に足を運んで下さったり、本当にファンの方々や先生方、たくさんの方々のおかげでこうして、最後まで滑ることができました。まだ終わりじゃないんですけど、しっかりまた反省して、頑張りたいなと思います」

 ―演技の中で良かったと思った点

 「構成をほんとは最後のジャンプで、3回転ー3回転なんですけど、6分間練習や朝の練習で、ルッツが不安な部分で。ダブルアクセル降りたあたりに、瞬時にフリップに、コンビネーションつけようと思って、構成を変えながら最後まで集中を途切れずに滑れてたのが良かったかなと思います」

 ―フリーへの修正は?

 「国別対抗戦ぶりの試合ということで、6分間練習でも体の動かし方とかがまだまだつかめてないなっていうのがあるので。今日の反省としては、6分間でもう少し動ききれるように、6分間にも集中して。明日は6分間と演技の4分間だけなので、しっかり足のこと考えすぎずに、思い切ってできたらいいなと思っています」

 ―フリップにセカンドつけるのは、滑りながら決めた?

 「そうですね。ダブルアクセル降りて、フリップに入るまでの助走のところで」

 ―練習してた?

 「練習では3回転ー3回転を一番最後につけてやってたんですけど、いろんな構成のパターンも試合前に考えて。練習できてなかったんですけど、しっかり考えながら、こういうときはこうしようっていうふうに思ってたのが、今回試合でしっかり生かすことができたかなと思います」

 ―自分の中では納得の滑り?

 「まだまだ、こうしたい、ああしたいっていうのがたくさんあって、ベストの演技や点数には及ばないんですけど、本当に中国杯に出ることがかなわなくて、NHK杯にこうして帰ってくることができた、今シーズンの初戦としてはポジティブに、良かったんじゃないかなというふうには捉えたいなと思っています」

 ―滑りながら判断できたのはこれまでの経験が大きい?

 「24歳になって、周りの選手が10代とか、いろんなことを考える中で、スケートをしてる年齢的にも年数的にも、結構たくさん滑ってることになるのかなと考えたときに、今までのたくさんの経験ってなにかな?ってすごく自分の中で、この試合の前にすごく考えたんですけど。その考えたことも今回、良かったのかなと思っています」

 ―中国杯欠場してから気持ちの持っていき方

 「昨季のこととか、これまでのスケート人生のところたくさん思い返してみたときに、このけがでここでは終われないっていうふうに。たくさんのことを経験してくることができたので、ここからもまた乗り越えて、しっかりカムバックするっていうことを、しっかり強い気持ちを持って過ごすことが出来たので、試合に出れた喜びっていうのは、今一番大きいんですけど。今SPを終えて、まだフリーが残っているので、フリーに向けて、そこは切り替えて頑張っていきたいです」

 ―最終的にこの大会に出ると決めたタイミング

 「中国杯に出ることができなかったときに、NHK杯はしっかり滑れるようにって。どんなことがあっても最後まで諦めないってことを頭に置きながら。でも、自分の心の中で、どうしよう、どうしようってすごく悩むところもあったんですけど、強い気持ちっていうのをしっかり持ちながら、先生方のアドバイスとともに、こうして日々進んできて、たくさんの方々のサポートのおかげで、こうして戻ってくることができたと思うので。本当に明日のフリーでもしっかり、頑張りたいです」

 ―滑り出す前、右足トントンとしてたが?

 「耐えろよ!って」

 ―先生方とのここまでの歩みは?

 「やっぱり、ほんとに弱ってるときに支えて下さる、ほんとに尊敬してて、小さい頃からたくさんのことを教えて下さっている大好きな先生方なので、ほんとに信頼もあって。練習に行く度に、今日も練習に来れたって、その一つ一つの喜びも感じながら、でもしっかりしかってくださって。『こんなところで終わったらあかん!舞依は出来ます!』って言って、励まして下さって、練習ですごくなんか、ダウンしてしまったときに、『三原舞依はこんなもんじゃない!』っていうふうに言って下さった言葉がほんとに心の中にずっとあって。その言葉通りしっかり乗り越えて、しっかり滑るってことを考えることが出来たので、ほんとにいつもありがとうございますっていう感じです」

 ―最後は抱き合った

 「はい!」

 ―ルッツのあとにガッツポーズが出た?

 「練習でだと、なんか抜けてしまう感じの踏み切りになったかなって、シュンってよぎったんですけど、あかんって思って。締めることができて、先生からも、『絶対全部締めるよ』っていうふうに言って送り出していただいたので、降りたときはほんとにすごくうれしかったです」

 ―バレエジャンプについて

 「練習のときはちょっと痛みが出てしまうので、バレエジャンプができなかったんですけど、ほんとはもっとバーンて大きくいきたいので。この試合の映像を見返して、さらに次の試合に向けてレベルアップできるところを探して、そこの部分もしっかりもっとドラマチックにいけるようにしたいなと思います」

 ―衣装について

 「初めて、マシュー・キャロンさんに作っていただいたお衣装なんですけど。ジェフリー・バトルさんが『マシューさんのお衣装いいよ』って言って下さって、初めてほんとに海外の方に作っていただけて。試合で着るのを楽しみに夏、できあがったのをいただいてたんですけど、なんかこんなに遅くなるとは思っていなくて、この試合でしっかりSPのお衣装で滑ることができてすごくうれしかったです」

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